株式会社Resilient 代表取締役 平井 聖人

「お客様にとってベストな提案をする。お客様ファーストを一番大事にしています」。

 

そう何度も話すのは、2022年2月に「株式会社Resilient(レジリエント)」を設立した平井聖人社長。営業で培った経験を活かし、「お客様にとっての唯一無二のライフパートナー」を掲げ、住宅環境設備サービスの導入事業をされています。

 

今回は、特に力を入れていることは何か、仕事におけるこだわりポイント、進み続けるポイントなど貴重なお話を、江東区青海のオフィスにてお伺いしました。

事業の内容をお聞かせください

家庭用のソーラーパネルや蓄電池、エコキュートなどの住宅環境設備に関する販売及び施工を行う会社です。売って終わりではなくアフターメンテナンスにも力を入れています。

 

電気料金が値上がりし続ける中、自分の家で使う電気は自分たちで賄いたいというご希望のお客様が増えています。また近年増えている自然災害への備えとしても注目されています。そのためソーラーパネルや蓄電池にご関心を持ってくださるご家庭も多く、ありがたいことに売上は伸び続けています。

 

Resilientではただ売るだけでなくご家庭ごとの家族構成や家計や年齢層などを徹底的にリサーチしています。その統計をもとにお客様とコミュニケーションを密にとり、あらゆる角度から商品を提案するのが強みですね。

事業の強みや他社さまにアピールできることはありますか?

Resilientが取り扱っているエネルギー商材は市況的にとても売れていて、弊社の大きなキャッシュポイントになっています。ですので収益の柱を求める会社さまに対し、お役立ちできるかと思います。

 

また、顧客リストはもっているが活用できておらず悩んでいる会社さまに対してもお役に立てると考えています。既に十分な実績もありますので、お客様より許諾をいただくことができれば、弊社が営業代行を行います。

 

ぜひお気軽にお声がけいただければと思っています。

世の中に今必要とされているものにアンテナをはる

事業を始めた経緯をお伺いできますか?

元々「NURO」など光回線の営業代行をしていました。日々仕事をしながらアンテナを張っているのが、今社会に必要とされている商品は何かということです。そこでソーラーパネルと蓄電池に需要があるということを知りました。

 

電気代が上がる中、自分たちで使う分の電気は自分たちで作る方がよいというお客様に大変ご好評いただいています。

 

太陽光発電はひと昔前に流行って今は廃れている印象があると思います。その理由として、売電単価が下がっており、売電によるメリットが薄れているからと言えます。しかし、蓄電池に溜めて電気を自給自足できれば電気代が高騰している今、大きなメリットとなります。

 

なので蓄電池などの商材も取り合うようになりました。

徹底した事前リサーチによるお客様へのご提案

仕事におけるこだわりを教えてください。

「お客様ファーストを徹底している」ことですね。オーダーメイドでその方々の生活にあったものをご提案しています。それぞれのお客様の置かれた状況を考えています。例えば家計や家族構成、生活リズムなどありとあらゆる角度から考えます。ソーラーパネルや蓄電池はメーカーや種類、組み合わせも様々です。だからこそお客様にベストな商品を使っていただきたいので、この点はこだわっています。

 

なので商品のラインナップもどんどん増やしています。お客様ごとのオーダーメイドだと営業担当者やバッグヤードはかなり大変ですが、それでもお客様に喜んでいただき、幸せになっていただけるようなライフパートナーを目指しています。

 

また設置して終わりではなく、サービス導入後のきめ細やかなアフターフォローにも力を入れています。これは代理店の営業代行をしていた時に体験したことがきっかけです。起業した理由にも繋がりますが、自信を持って売っていたサービスが、いざ設置が終わりアフターケアを見てみると質があまりにも低いことが多々ありました。営業として自分ができる範囲は限られています。そうした経験が重なるにつれ、お客様に対する罪悪感や悔しい思いが募っていきました。そこで自分が一次販売店を作り、アフターフォーローも含めお客様に本当に貢献できるサービスを提供しようと決意しました。

 

ですので既成の営業方法の流れではなく、よりお客様が幸せになれるようなお客様ファーストの精神を徹底しています。

起業から今までの最大の壁を教えてください

もしかすると、まだ壁に当たってないかもしれませんね。

 

しかし起業に関してではありませんが、会社のお金を投資して失敗したことはあります。22歳の時に、起業して業績も上がり、資金が増えていきそこで調子に乗ってしまったのでしょうね。その時お金が飛んでしまった時は、きつかったですね。周りに夢を語っていたので、引くに引けず、言ったことをやらないとダサい、ここで諦めたらダサい、その一心でしたね。

 

今後出てくるであろう壁として自分自身で考えているのは、リスクマネジメントですね。私が攻めのタイプなので、守りの部分にもっと注力が必要だなと思っています。特に売上が伸びているので、いい部分だけではなく今以上にリスク管理をして土台を固めたいと思っています。

自分のレベルアップが社会貢献につながる

進み続けるモチベーションは何でしょうか?

普通で終わりたくないという気持ちです。売上目標に到達しても満足せず、世の中に影響を与えることに重点を置いています。世の中には売上数億で満足してあぐらをかいている人もいるじゃないですか。Resilientは株式会社RoadGoalHoldingsの子会社です。グループ全体で年商1,000億円を目標にしているのでそこに加わって、世の中に影響を与えられたらかっこいいなと思います。事業がもっとレベルアップし、そして自分も高められたら何かしら社会に貢献できるのではないかと思っています。大それたことではないですけど、この思いがモチベーションに繋がっています。

今後やりたいことや展望をお聞かせください 

先ほどもお話しましたが、やはり「人間力」を高めることですね。全てのビジネススキルの土台にあるのが、人としてどうあるべきかだと思っています。グループ全体でも大事にしていることです。

 

営業担当者なども今目の前にいるお客様にとって何がベストなのかを考え提案していくことこそが、人間力をあげることにつながっていると考えています。お客様にヒアリングし寄り添っていく姿勢が抜本的に変わってきます。なのでResilientではインセンティブによる加減が競合他社さまと比べて低いです。目先の利益欲しさにお客様を無下にした営業をしてしまいかねない状況を防いでいます。

 

そこで未来報酬という形で、固定給が上がるしくみにしています。稼ぐことよりも、稼ぎ続けることが大切だと思います。お客様に本当にいい提案をして、人間力をあげていってもらおうという体制を敷いています。これが他社と違う「人間力」を大切にしたResilientの強みなのでより発展させていきたいですね。

理念を明確にする

起業しようとしている方へのアドバイスをお願いします

明確な理念をもって起業してほしいですね。私ははじめに起業した会社を休業状態にしてしまいました。その当時は会社に理念がなく、追い込まれたときに踏ん張りが効きませんでした。お金を稼ぐためだけだと、会社は続かないと痛感しました。

 

何のために事業をしているのか、世の中にどんな影響を与えるのか、何のために存在しているのかなどを、明確にしておくことが大事です。また明確な目的があれば人がついてきます。

本日は貴重なお話をありがとうございました!

起業家データ:平井 聖人

1994年、東京都生まれ。高校卒業後、ベンチャー企業で採用業務に従事。2017年に営業代行事業で独立。その後、2019年より営業会社の経営再建に参画。2022年Roadグループ初の子会社である株式会社Resilient代表取締役に就任。

企業情報

法人名

株式会社Resilient

HP

https://resilient-inc.co.jp/

設立

2022年2月8日

事業内容

ソーラーパネル、蓄電池、オール電化の販売及び施工、アフターメンテナンス・塗装、リフォーム等

沿革

1期目売上5.3億達成。

2期目6月末時点で7.7億突破

送る 送る

関連記事