【#637】地域に根ざし、技術で貢献する。鎌倉インターナショナルFCとの共同開発が描く未来|代表取締役社長 藤原 淳之介(株式会社グリーンレイズ輻射空調エンジニアリング)

株式会社グリーンレイズ輻射空調エンジニアリング 代表取締役社長/最高経営責任者 藤原 淳之介
「風が出ない、音がしない、環境にやさしい—第三の空調を世の中に広めたい」。そんな信念を持って2024年に独立した藤原 淳之介氏は、輻射空調という革新的な技術を武器に、新たな市場の開拓を進めています。鎌倉を拠点に地域経済と深く関わる中で、地元サッカークラブ・鎌倉インターナショナルFC(以下、鎌倉インテル)のスポンサーにもなった藤原氏に、事業への思いとスポンサー活動の意義を伺いました。
風なし・無音・環境負荷ゼロ。快適さと持続可能性を両立する第三の空調
事業の内容をお聞かせください
弊社は「輻射空調」という第三の空調ソリューションを開発・製造・販売する会社です。弊社は2024年12月に設立したベンチャー企業ですが、私自身は前職からこの輻射空調の開発に長く携わってきました。人生設計として50歳で独立するという人生設計を持っていたため、そのプランに沿う形でスピンアウトして独立しました。独立以降、前職のメンバーやステークホルダーの方々にも温かくご理解・ご支援をいただき感謝していています。
「輻射空調」は熱エネルギーが温度の高い方から低い方へ移動するという物理の原理を応用しています。壁や天井に埋め込まれた専用のパネルが熱を発します。このパネルの温度が空気を通して体に直接じんわりと熱が伝わります。エアコンのように風で温めるのではなく、パネルと人体の間で「輻射熱」が移動することで暖かさを生み出すため、風を不快に感じる方にも快適にご使用いただけます。
輻射空調の一番の特徴は「風が出ない」ことです。弊社の独自調査によるとエアコンの風に長時間当たるのが辛いと感じている方が約9割いると言われています。風がないことで身体への負担が大きく軽減され、ストレスなく過ごしていただけます。
二つ目の特徴は「無音」であることです。快適さを落とす風の音、オンオフの動作音が原因で睡眠が妨げられた経験がある方が多くいると思いますが、輻射空調ではそういったことがありません。心理的なウェルビーイング効果も期待されています。
そして三つ目が「環境性」です。当社の輻射空調はパネルの中に水を循環させる仕組みを採用しており、冷媒ガスの漏洩がほぼ発生しません。日本では、半分以上ガスの回収ができていないという現状があります。弊社では自然のエネルギーを活用するこのシステムを通じて、現状を解決する一手を目指しております。

支援に至るまでの背景を教えてください
弊社は鎌倉市に拠点を置く企業であり、地元の企業様との交流の中で鎌倉インテルの取り組みについて耳にしたのがきっかけです。
以前本拠地だった「みんなの鳩サブレースタジアム」は湘南深沢エリアに位置しており湘南モノレールの電車内から見て、個人的にスタジアムが気になっていました。
鎌倉インテルさんは企業との連携に非常に積極的で、多くのスポンサー様とパートナーシップを築かれています。また、「CLUB WITHOUT BORDERS(境界線なきクラブ)」というコンセプトのもと、様々な垣根を越えて広がっていこうという組織としての姿勢も非常に良いと思っていました。
そのようなタイミングで、ある企業の方とのお話を聞き「弊社でもできるかな」と思い問い合わせてみたところ、すぐに担当者の方に繋いでいただきました。その担当者の方の行動力が素晴らしく、すぐ話が進み、翌週には先方のオフィスを訪問してスポンサー契約を前に進めていました。社内の反応としては、鎌倉市で空調事業を盛り上げていきたいという共通認識があったため、賛成してくれました。

行動力・PR力・地域との融合——鎌倉インテルに感じた、チームとしての本物の魅力
なぜそのチームを支援するのですか
サッカーが強いだけでなく、クラブ運営という視点でも力のある方々が関わっていることが支援を決意した大きな理由になっております。鎌倉インテルの最大の魅力は、「アクティブさ」と「アグレッシブさ」にあります。地域のサッカークラブとは思えないほど、PRの量やパンフレットのデザイン力、そして様々な企業や人を巻き込む力が際立っています。
設立から今日に至るまでの歩みを伺ったとき、コツコツと積み上げてきたことが伝わってきました。行動力とPR力、知ってもらう力、そして集客力というのは、プロを目指すクラブにとって非常に重要な要素です。話題性や集客力がなければ選手も集まらず、対戦の機会も得づらくなる。その点で、鎌倉インテルさんはすでに高い水準を持っていると感じます。


支援するチームとのご関係は
スポンサー契約を結んでからは、担当者の方が非常に丁寧にコミュニケーションを取ってくださっています。弊社と鎌倉インテルとの間では、資金援助はもちろん、暑熱対策のプロジェクトを進めていく予定です。近年の気温上昇で制限されている屋外での活動を弊社の技術を生かして共同開発をしていきます。
また、試合の情報やクラブの近況を定期的に共有いただいたり、イベントへのご招待をいただいたりと、単なる広告掲載にとどまらない関係性を築いていただいています。また選手のリクルーティングでの連携もしており雇用創出の面では選手、チーム、企業の三方にメリットがある取り組みもしています。
鎌倉インテルさんは地域のイベントにも積極的に参加されており、完全に地域社会の中に溶け込んでいる印象があります。そうした地域密着型の姿勢は、当社が鎌倉で事業を展開していくうえでの考え方とも共鳴するものがあり、親近感を持っています。

スポンサー活動が生んだ、地域との絆とブランドへの誇り
支援してよかったことはありますか
スポンサーになって何より感じているのは、地域とのつながりが深まったことです。当社はまだ設立から間もない会社ですが、「鎌倉インテルのスポンサー企業」という立場を通じて、地元の方々や他のスポンサー企業様との接点が生まれています。
会社の認知度を高めることは、創業初期のフェーズにおいて非常に大切なことですが、スポンサー活動はその意味でも大きな役割を果たしてくれています。社内のメンバーにとっても、地元のサッカーチームを応援するという体験は、チームとしての一体感や誇りに繋がっていると感じます。「自分たちが支援しているクラブが勝った」という喜びは、日常の仕事とはまた違った充実感をもたらしてくれます。

支援するチームに今後どうなってほしいですか
成績を残して、どんどん上を目指して頑張ってほしいです。Jリーグ昇格を目指す道のりは決して平坦ではないかと思いますが、あの行動力と組織力があれば必ず実現できると信じています。
そして、勝ち負けだけにとどまらず、クラブとしての価値をさらに世の中に発信し続けてほしいと思います。試合結果以外の部分でも、鎌倉というまちのイメージを高め、地域の誇りとなるクラブになっていただけたら、スポンサーとしてこれ以上うれしいことはありません。
すでにそのような取り組みを着実に進めていらっしゃるので、私から申し上げることはほとんどないのですが、さらにその輪を広げていただけることを願っています。

スポンサーはコストではなく投資——地域と共に成長する選択肢として
スポンサー契約を検討している企業へのアドバイス
第一に「大義」が大切になってくると考えます。スポンサー活動を「広告費」としてだけ捉えると、費用対効果の判断が難しく感じるかもしれません。地域に根ざしたチームを支援することは、地域社会との関係構築であり、自社のブランドイメージを高める機会でもあります。
実際に担当者の方と話してみると、自社にとっての可能性が具体的に見えてくると思います。また、スポンサーを通じて他の企業様とのネットワークが広がる副次的な効果もあります。単なる広告以上の繋がりを求めている企業様には、ぜひスポンサー契約を前向きに検討していただきたいと思います。

応援しているチームへのエールをお願いします
鎌倉インテルの皆さん、いつも鎌倉を、そして私たちスポンサー企業を元気にしてくれてありがとうございます。ピッチの上での戦いはもちろん、クラブとして地域社会に関わり続けているその姿勢が、本当に素晴らしいと思っています。
Jリーグ昇格という大きな夢に向かって、どうか自分たちのスタイルを貫いて戦い続けてください。私たちグリーンレイズ輻射空調エンジニアリングも、鎌倉から世界に向けて新しい空調の形を発信していきます。共に鎌倉を盛り上げていきましょう。全力で応援しております!

本日は貴重なお話をありがとうございました!
企業情報
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法人名 |
株式会社グリーンレイズ輻射空調エンジニアリング |
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HP |
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プレスリリース記事 |
こちらからご覧ください。 |
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設立 |
2024年12月25日 |
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事業内容 |
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