株式会社Follop 代表取締役CEO 富山知輝

「きらめきに、生きる。」をビジョンに掲げ、全人類をクリエイターにすることを目指す株式会社Follopの富山知輝氏。代表取締役CEOである富山氏に、業務内容や新しいプロダクトについて、仕事におけるこだわりや起業家へのアドバイスをお伺いしました。

 

自身の経験を基に投資を集め、21歳の若さで起業

事業の内容をお聞かせください

弊社は、インフルエンサーの方約12,000人と連携し、BtoCやECサイトの事業者様に対して、商品PRやtwitterやTiktokなどSNSの運用、そしてマーケ戦略などのお手伝いをしています。

また、自社プロダクト「Oneboard」を開発しており、2023年の8月にローンチ予定です。

事業を始めた経緯をお伺いできますか?

アメリカに留学した当時お金がなかったため、twitterやYouTubeで海外の情報や英語の情報を発信してお金を稼いでいました。

企業に対して、情報発信のノウハウを提供したり、スポンサー契約をしたり、コミュニティの運用をして留学費用をほとんど稼いだんです。

帰国後、「私の様に情報発信をする人が増えたら良いな」と思い、東京で投資家の方100人くらいに連絡をして投資をしてもらい、4年前の2019年に21歳で起業しました。

 

最初に手掛けたサービスは、インフルエンサーマーケのプラットフォームで、インフルエンサーが抱えているフォロワーの数だけ割引になるようなサービスを提供していたのですが、上手く行かずにピボットしてしまいました。

 

「インフルエンサー」とひとことで言っても、トップ層とそれ以外の層ではフォロワーの数が違います。

10万フォロワー以上を抱えているトップ層の方は稼ぐことができますね。

一般的には、1万人以上のフォロワーを抱えている方がインフルエンサーと呼ばれますが、数千人単位の方でも友人や知人経由でのエンゲージメントが高かったりするのでニーズがあります。

フォロワー数千人単位の方も数多くご活躍なさっています。

 

「ワクワクしたことをやる」のが大切

仕事におけるこだわりを教えてください。

「自分のワクワクしたことをやる」のを大切にしています。

未来の展望が大きくなりそうだと凄くワクワクしますね。

僕が作ったプロダクトで世界が良くなったりしたら、凄く面白いですよね。

それが生きた証かなって思っています。

 

起業から今までの最大の壁を教えてください

資金が枯渇しそうになったことがあり、投資家やクライアントに助けて貰った経験があります。

お給料を払う必要があるのにお金が全然足りない時、銀行の融資がたまたま通ったこともありましたね。

資金調達面では苦労したのが正直なところです。

 

進み続けるモチベーションは何でしょうか?

最終的には、「仕事を通して渋沢栄一を超えたい」と考えています。

渋沢栄一は「資本主義の父」と呼ばれていますが、日本の礎を作り利己ではなく利他の精神を持っていて、みんなが幸せになるところが凄いなと。

500社くらい会社を興していて、優秀な投資家であり起業家でもある。

私も、色んな事業に携わりながら全部シナジーを起こして世界に波及させたいです。

一生掛かると思いますが、やり遂げたいです。

 

今後やりたいことや展望をお聞かせください 

弊社は、「きらめきに、生きる。」をビジョンに掲げています。

色んな人がそういう生き方ができるように、まずはクリエイターやインフルエンサーが食べていける様にしたいんです。

自社でブランドを作り、クリエイターやインフルエンサーが恩恵を受けられる様な、プロデュースや支援をメインで手掛けていきたいと考えています。

 

自社プロダクト「Oneboard」

どうしてOneboardを手掛けようと思ったのですか? 

私は子どもの頃から、映画「バックトゥザフューチャー」に憧れていて。

劇中に出てきたタイムマシーン・デロリアンや、宙に浮くスケボー・ホバーボードは子ども心に強烈な印象を受けました。

だから海外に留学したのもあるんです。

 

Oneboardとの出会いは留学生時代です。

海外の友達がやっていて面白そうだなって挑戦して。

大コケしたんですけどね…でも楽しくて。

「ものづくり大国である日本で作ってみたい」と思ったんです。

 

Oneboardは、タイヤが1輪の未来型のスケボーです。

移動手段ではなく、サーフィンやスケボーみたいなイメージですね。

エクストリームスポーツみたいに大会を開催して、ゆくゆくはOneboardに乗っている人たちが日本中に溢れたら面白いし、みんなが同じ熱量で語り合えるパーティーやイベントがあると良いなと思っています。

Oneboardについてもっと詳しく聞かせてください 

Oneboardの制御は感覚的で、前に倒したら前に進むし、後ろに倒したら後ろに進みます。

直感的な操作で誰でも乗ることができますし、坂道や海辺、そしてオフロード走行も可能です。

電気で動くため排気ガスが出ないのも魅力のひとつで、1回の充電で2時間くらいは動きます。

重量は17㎏ですが、120㎏までの荷重に耐えられます。

海外製は時速50㎞くらいのスピードが出ますが、Oneboardの速度は時速20キロ㎞くらいです。

公道を走ることはできませんが、ヘルメットを被って公園などで遊ぶアクティビティとして広めたいんです。

 

海外ではすでに大会が開催されていて、スケボーみたいにジャンプしてひっくり返すパフォーマンスを行う方もいらっしゃいます。

スノーボードやスキーみたいにリフトに乗る必要はありませんし、サーフィンみたいに波が来なくても好きな時にできるのが良いですね。

マーケティングやインフルエンサーのネットワークを駆使して、色んな方が携わることでシナジーを得られる。

インフルエンサーがOneboardに乗った動画がバスるのが理想ですね。

 

PV:https://youtu.be/akSb3eboVqs?si=34_4vlhOG_zDzVUh

若いからこそバリューが発揮できる

起業しようとしている方へのアドバイスをお願いします

起業を志している方へのアドバイスは2つあります。

1つ目は、私自身21歳の時に起業しましたが、「若いからこそバリューが発揮できる」と思いました。

私が創業時に目を付けたインフルエンサーやSNSは、目上の方だと価値が分からなかったりしますよね。

20代前半は、そういう所がくみ取れるのでチャンスがあると思います。

 

2つ目は、「どんなに苦しくても何とかなるし、死ななければ何とかなる」ということでしょうか。

海外でバックパッカーをした際に、路地裏に連れていかれて危ない経験をしたことがありました。

それに比べると日本は平和で、倫理観とかに抵触しなければ何でもできますよね。

死ななければ何とかなるんで、頑張ってみませんか。

 

本日は貴重なお話をありがとうございました!

起業家データ:富山 知輝氏

代表取締役CEO

 

1997年7月7日生まれ。

 

アメリカのテキサスへ留学して、国立大学を中退し、上京して1週間で資金調達して起業。

 

アメリカ留学時に、英語の習得方法や留学生活を発信することで、留学資金を稼いだことから、好きなことや得意なことを発信して、生きる選択肢があることを知る。

 

帰国後、「個人の価値が評価される世界」を創るというミッションのもと、事業を始める。

 

企業情報

 

法人名

株式会社Follop

HP

https://www.follop.jp/

Oneboard

https://oneboard.jp/

設立

2019/3 に設立

事業内容

・SNSマーケティング事業

・ウェビナーマーケティング事業

・受託開発

 

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