株式会社HUBCOM 代表取締役 牛越 健太

地方メーカーに特化したECコンサルティング事業を手がける株式会社HUBCOM。

実家は創業30年長野県安曇野市にある「おやきの店うしこし」

幼い頃から親の家業をみて育ち、社会人となりインターネットやPRの威力を学ぶ。

 

地方には魅力ある商品が数多くあるが販売方法や人員不足などの課題がある。

そんなメーカー様をサポートし、ネットショップ・PR・SNSなどを使ったコンサルティング兼実務を行っております。

今回は、株式会社HUBCOMの代表取締役の牛越健太氏に、事業内容や起業の経緯、今後のビジョンについてお伺いしました。

 

岐阜県のお菓子屋さんとの出会いがきっかけで今の事業に

さっそくですが、事業の内容をお聞かせください

地方メーカー様のECサービス、いわゆるデジタルマーケティング全般をサポートする事業になります。具体的には自社ECサイト、Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングなどのECで販売する手助けをしています。

 

中でも楽天やAmazonのECモール運用代行がメインの仕事です。自社ECですと初動の認知が大変ですが、楽天やAmazonだと既に集客が出来ているため、ECモールの方が商品は売りやすいです。今までECを何もやってこなかった地方メーカーさまは販促にかけられる予算が少ないため、より低コストで販売実績を作ることにECモールは向いています。まずは量を出荷販売し認知をとります。その中でブランディングし企業価値をあげて商品開発をしてヒット商品を作ります。

 

我々は今までに150社近い全国のメーカー様のサポートをさせていただいています。そのノウハウがあるため学んだことを違うお客様で実践できるところが強みですね。

 

事業を始めた経緯をお伺いできますか?

新卒で(株)ベジテックという青果物を中心とした食品商社で働いていました。国内の青果物や海外からパイナップルやバナナなどを仕入れて、量販店さんやコンビニさんへ商品を卸す仕事です。その後、母が脳梗塞で倒れて、実家のおやき屋を手伝います。

 

そしてユナイテッドウィルに転職しました。そこで企業と求職者をつなぐアプリ「社長メシ」のサービスの立ち上げを行いました。

 

その後起業し、立ち上げたのが株式会社HUBCOMです。創業してすぐに岐阜県の和菓子屋さんと出会いました。栗きんとんやロールケーキをメインに展開されている会社です。そちらでデジタルマーケ全般に仕入れや人材など幅広く仕事をさせていただきました。

 

業務の中で楽天やAmazon、Yahoo!ショッピングのEC店舗、自社サイトの事業をさせてもいただき、このメーカー様の成長を目の前で感じさせていただきました。

こちらがきっかけで今の事業に繋がっております。

 

お手伝いした地方メーカー様が良い会社に変化したのを目の当たりにして、全国で自分が必要とされてると感じました。そこから地方メーカー様をメインに、2021年の8月からこの事業をしているという経緯になります。

 

また⺟親が店主を務めるおやき屋である「おやきの店うしこし」は30年間続いています。幼少期のころから、おやき作りや販売を⼿伝い、家業の⼤変さ・やりがいを間近で感じていました。

 

先ほども少し話題にしたように、社会⼈になって4年目の2018年夏、⺟親が脳梗塞で倒れました。そのため実家に帰り家業の⼿伝いを始めましたが、経営やPRのやり⽅など、わからないことだらけで限界を感じました。現場作業で時間に追われる⽇々の中で、知識やノウハウを⾝につけ、PR戦略などのすべての業務を⾏うことは不可能に近いことです。

 

また、地⽅の事業や家業は、⼀⼈にかかる負担が⼤きく、その⼈がいないとまわらない仕組みの上で成り⽴っていることが多いのが現状です。そんな危うい仕組みから脱却するためには、コンサルの活⽤が重要だと思うようになりました。このような経験から地方のメーカーに寄り添う仕事がしたいと思い、今の事業を立ち上げることにつながっていきましたね。

 

泥臭いことを当たり前にやり続ける

事業におけるこだわりを教えてください

「まずお客様がどうしたい?」を考えることですね。我々の仕事はあくまでそのメーカー様の支援です。そのため我々がどうしたいかではなく、まずはお客様がどうしたいのかを大事にしています。例えば「10年後会社を伸ばしたい」「このブランドをこうしていきたい」など相手の目標があったとしたら、そこを最大化することが我々のサービスです。こだわりというより当たり前なことですね。

 

我々の業務はECに関することですと、「当たり前のことを当たり前にやり続ける」仕事です。メルマガを定期的に打つとかバナーを切り替えるとか、クリエイティブを変えていくとか、それをスケジュール立ててやるだけなので、すごく泥臭い仕事なんですね。しっかりお客様と向き合って着実に伴走していくところが、大切かなと思っています。

 

起業から今までの最大の壁を教えてください

社内組織の問題が一番大きな壁ですね。人の教育と事業の成長のバランスが非常に難しく、人材の問題が一番ぶつかっている壁になりますね。

定着率を上げるために仕事内容の理解を深めてもらう勉強を、我々の方から社員さんに伝えています。社員さんがいてこそのサービスをお客様に提供しているため、そこは大事にしないといけないと思っています。

 

お土産屋さんにある全商品を支えたい

進み続けるモチベーションは何でしょうか? 

メーカー様に喜んでいただけたり、お客様の売上のパフォーマンスが最大化できたりしたときが大きなモチベーションになります。例えばメーカー様が今まで楽天やAmazonなどのECモールを使っていなかった場合や、販売していたけれどいい結果ではなかったところに関して、我々が入ることで売り上げが上がったり「お前らに任せてよかった」と言っていただけたりすることが最大のモチベーションです。

 

今後やりたいことや展望をお聞かせください 

全国のメーカー様のサポートを今以上に広げていきたいです。例えば羽田空港、成田空港など全国の空港・駅にあるお土産屋さんに行った時に全ての商品を、我々が支えられたらいいなと考えています。あとはメーカーさまの新商品のブランディングや販売促進を手がけていきたいですね。

あとは実家のおやき屋をもう少し大きくしたいとも思っています。

 

起業したいのであれば、今すぐ起業しよう

起業しようとしている方へのメッセージをお願いします 

起業すると決めているのであれば、今すぐした方がいいですし、早ければ早いほどいいと考えます。事業内容が決まっていなくても、お金がなくとも、起業はすぐできると考えています。まず起業してからその後にやりたいことを見つければいいぐらいです。 

私自身も当時何も考えず起業しました。始めは会社員をしていましたが、向いていないと感じることが多かったのです。1回の人生、責任と覚悟を持って生きたい。と思い起業しました。まず会社を辞めて起業したのがHUBCOMです。創業1年目で企業様のコンサルタントとして16社からお仕事をいただきました。その16社の中の1社が先ほどお話した岐阜の和菓子屋さんです。そこでECを学び改善しました。気がつくと案件が多すぎて人手が足りなくなってきたため、メンバーを採用していった、という流れで独立しているので、したいことがあまりないまま、ここまできています。

 

実際に行動してみないと考えても無駄だという持論なので、無理だったらやめればいいくらいの気持ちで起業してもいいと思います。あとは覚悟のみですね。

 

アグレッシブで世の中を変えたい人を募集中です 

HUBCOMでは採用に力を入れています。

人材は「いいやつ・ホンモノ」採用をしています。

人のため、お客様のために動ける方。

とにかくやる気と覚悟ある方是非お待ちしています。

 

新しい事業も一緒に作れるかなと思っています。

アグレッシブで世の中を変えたい方のご応募お待ちしております。

 

採用情報:https://hubcom.co.jp/#recruit 

本日は貴重なお話をありがとうございました!

起業家データ:牛越 健太 氏

 

企業情報

法人名

株式会社HUBCOM

HP

https://hubcom.co.jp/#recruit

設立

2021年3月

事業内容

地方メーカー特化ECコンサルティング事業

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