【#119】新卒版Job型採用「学生転職」で固定概念を疑い、新たな「あたりまえ」を創造する|代表取締役 熊崎 友/取締役 坂入 健仁(株式会社Make Culture)
株式会社Make Culture 代表取締役 熊崎 友/取締役 坂入 健仁
「文化の破壊と創造」を会社のミッションに掲げる株式会社Make Culture。日本では当たり前に機能している新卒一括採用に疑問をもち、インターン経験者や在学中起業経験者などに対して新しい採用形態「学生転職」(新卒版Job型採用)のサービスを提供しています。
今回は、株式会社Make Cultureの代表取締役の熊崎友氏と取締役の坂入健仁氏に、事業内容や起業の経緯、今後のビジョンについてお伺いしました。
新卒であってもインターンや起業した経験などが活かされる採用方式を作りたい
事業の内容をお聞かせください
わかりやすく人材紹介と表現していますが、新卒向けの人材紹介や採用支援コンサルティングを手がけ、市場を新たに作っていくことに取り組んでいます。市場を作る際には、ありきたりの固定概念に疑問を持ち、一度逸脱しないと作れません。当たり前な事柄に対しておかしいと思ったら壊して再構築していくことが会社のミッションになっています。
特に力をいれているのは「学生転職」という、在学中にインターンや起業・学生団体など何かしらに全力で打ち込んだ経験した人向けにサービスを提供することです。「学生転職」とサービス名をつけたのは、新卒一括採用とは違う「欧米型のジョブ型採用の様な新卒の採用形式」があってもいいと考えたからです。新卒一括採用は、日本の高度経済成長期時代の「人がいれば単価で利益になる時代」には合う制度です。しかし現在の社会ではスタッフが大勢いれば必ずしも利益につながるわけではありません。
また、今の学生は幅広く様々な個性を持つ方が増えています。それぞれの個性をより活かした採用制度がこれからの時代にマッチすると考えています。
事業を始めた経緯をお伺いできますか?
もともと独立という形でフリーランスなど自分の力で仕事をしてみたいという思いがありました。その形態の一つが起業です。しかし企業を構築していくうえで、仲間が足りておらず環境がまだ整っていないなと感じていました。その時に坂入健仁(取締役)をはじめ、個性のあるユニークな仲間と出会い、起業するならこのタイミングだと決意し事業を始めました。
目の前の壁を乗り越えることがおもしろい
事業におけるこだわりを教えてください
目的を明確にし言葉にすることですね。仕事をする中で「何でそれをやるのか。」を明確に言語化し落とし込むことを大事にしています。以前私は、相手と会話をしている際に、明確な言語化がされていなくとも話している物事に対してお互いに共通理解があり、目的地が一致していると、コミュニケーションは円滑に進むものだと思っていました。
しかし、様々な人たちと仕事をしていく中で実感したのは、明瞭化した言葉や物事をはっきりとさせて密なコミュニケーションをとることの大切さでした。この経験からしっかりと目的を言葉にすることに重きを置くようになりましたね。
起業から今までの最大の壁を教えてください
大きな壁を感じたのは創業時です。起業のための形式書類を提出し、あとはやるだけという状態から次の一歩はとても小さな歩幅ですが、踏み出すのはなかなかに難しかったです。99%のやってみようという気持ちと、1%の知的好奇心、あとはやってしまおうという思い切りで乗り越えられたと思っています。
また今も常に壁があるような状態ですね。一つクリアするとまた新しい坂や壁が見えてきます。もちろん大変さもありますが、目の前の壁を乗り越えること自体がおもしろいです。
新しい固定概念を創りたい
進み続けるモチベーションは何でしょうか?
何かすると喜ばれることが一つのやる気になっています。
また社内のスタッフが予想以上にいいものをアウトプットしてくれて、成長を感じる時も自分自身のモチベーションにつながりますね。周りの人が伸びていく姿を見ると、とても嬉しく感じます。また会社全体で新たな課題に取り組み、乗り越えて行く、いいサイクルが会社内にが生まれています。
今後やりたいことや展望をお聞かせください
みんなが思っている「あたりまえ」という概念を1つずつ壊していきたいです。もちろん良い「あたりまえ」もあるのでそれは残しつつ、時代に合わないものは壊しながら新しい固定概念を創っていきたいですね。
だからこそ私は、業界内では常識として通用することでも「これって変じゃない?」と疑問を持つことが大事だと思っています。
形式にとらわなければ起業はすぐにできる
強みを活かし切れないと考える学生さんへアドバイスをお願いします。
このような悩みを抱える学生に対し、アドバイスできる行動として二つあげられます。
一つ目は若いうちにまず行動してみることです。これはとても大事で、年齢を重ね社会人になり家庭を持つと起業がしづらくなってきます。それに比べ、若いうちにインターンや起業など様々な経験をすることはさほどリスクがありません。
まずは、インターンなどを通じて志の高い友達や仲間とめぐり会い、それを機に起業を目指すのもいいと思います。新しい環境で三か月から半年くらい地道に続けてみると、自分が楽しいと感じることがわかりますし、また逆に合わないなということも感じると思います。このような価値観はやはり行動してみてこそ理解できることなので、まずは自分でやってみることが大切です。
二つ目はゴールがある程度定まっている人たちはそれに突き進むべきだと思っています。例えば営業で世界一になりたいと考えている人は、もう営業をしたらいいんじゃないとアドバイスします。また当社のように市場を変えたいんですという学生さんがいたら、実際に市場を変えた人と会う機会を作ることですね。
本人に夢がある・ゴールがある場合であればそれに向かって逆算して突き進むのが一番です。
起業しようとしている方へのメッセージをお願いします
起業と一言で表しても、株式会社であろうと個人事業主であろうと同じ起業家だと思います。なのでそういう形式に囚われず「すぐに起業はできる」という考え方を柔軟に持ってほしいです。
私自身は学生起業家です。学生で起業を考えている人と対話をすると、起業するということは学生の方がリスクが少ないと感じています。現在ではお金をかけずに起業する方法もあります。さらに実際に行動に移してみるとおもしろい仲間に出会える可能性もあります。本当に少しでも起業してみたいという気持ちが頭をよぎるようになった時には臆せず、どんどんチャレンジしてみてください。
一緒に会社を盛り上げてくれるメンバーを募集中です
現在、採用に力を入れています。求めるメンバーは共に市場を変え、共に新たな「あたりまえ」を創っていきたいと考える人です。年齢は高校生から上は上限なく、やる気のある方を求めています。
弊社の魅力は営業などの職種で仕事を絞らずに、ボーダレスで本人がやりたいことに取り組める点です。また1つの職種に絞らいないことで、自分で企画やマーケテイングをし、そこから営業をするという一貫の流れを経験できることも魅力となっています。
まずは自分がしたいことをベースに仕事ができやすい環境を整えているので、新しい自分を見つけたい方、市場を新たに作りたい方のご応募をお待ちしております。
https://www.makeculture.jp/contact
本日は貴重なお話をありがとうございました!
起業家データ:熊崎友 氏
経営コンサルタントとして大手製菓工場のOEM化、工事用具販売会社の販促拡大、組織マネジメントなどを取り扱う。経営と会計の知識を活かしつつ、クライアント様の本質的な課題を見つけてシナリオライティングから実際に行動に移すところまで伴走。現在は人材派遣でのノウハウも活かして、組織づくりや企業文化構築コンサルタントなどとして従事。取締役坂入と出会い、人材案件により力を入れている。
取締役データ:坂入健仁 氏
大学2年生からインターンとして、テレアポ代行とRPOを経験。株式会社ネオキャリアで新卒入社。その後、株式会社TWOSTONE&Sons(旧株式会社Branding Engineer)に中途入社。入社初年度で主力事業のMidworks事業部で新規売り上げ、粗利1位を獲得。現在は、株式会社Make Culture取締役。
企業情報
法人名 |
株式会社Make Culture |
HP |
|
設立 |
2023年5月 |
事業内容 |
学生転職、コンサルティング事業、人材紹介事業 |
沿革 |
2023年5月10日 会社設立 2023年9月1日 オフィスを目黒に移転 2023年12月1日 『学生転職』リリース |
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