【#183】パーソナライズされたサプリメントでその人らしい美しさと幸せをサポート｜代表取締役社長　花房 香那（トリコ株式会社）

トリコ株式会社　代表取締役社長　花房 香那

「私らしい美しさで、私をもっと好きになる」をミッションに掲げるトリコ株式会社。パーソナライズビューティーケアブランド「FUJIMI」とヘアケアブランド「GINZUBA」を展開しています。今回は代表の花房氏へ事業の内容や事業を始めた経緯、今後の目標などをお伺いしました。人気の「FUJIMI　パーソナライズプロテイン」から着想を得た新たなファスティング商品についてもお話しいただきました。トリコの商品が気になる方、ダイエットや健康的な身体づくりに興味のある方もぜひ最後までご覧ください。

パーソナライズサプリメント、プロテインなどを提供

事業の内容をお聞かせください

ビューティーヘルス領域で主に2つ事業展開をしています。1つ目がサプリメントやプロテインなどのパーソナライズビューティケア商品を扱うFUJIMI、2つ目がヘアケア商品を扱うGINZUBAです。

FUJIMIは、お客様一人ひとりに合わせたサプリメントやプロテイン、スキンケア商品などを提供しています。化粧品のように、女性が毎日手に取りやすいものになるよう工夫しています。

最初はパーソナライズサプリメントを扱っていましたが、コンセプトが需要とマッチしたことが自信につながり、2021年にパーソナライズプロテインをリリースしました。プロテインは販売初年度から大ヒットし、今ではFUJIMIの主力商品です。

プロテインの人気の理由は、「とにかく美味しい」ということです。衛生面にもこだわり個包装にしていますが、10袋ずつ好きな味を選べます。 

大袋だと味に飽きてしまい、飲みきれないという方もいらっしゃるかと思います。弊社では継続していただけるように、味のおいしさやバリエーションにこだわっています。

リリース当初はミルク感の強いフレーバーのみのラインナップでしたが、「サッパリ飲みたい」というお客様のご要望にもお応えし、2023年にトロピカルVCという味を出しています。こちらもとても人気です。プロテイン特有のラテ系の味ではなく、夏の暑い日にもスッキリ飲んでもらえるように配慮した味を開発しました。

コロナ禍で宅トレが流行ったことで、プロテインを飲む女性は増えました。弊社のプロテインはパッケージはもちろん、女性に寄り添った成分にこだわっています。

現在は、ダイエットのための「FUJIMIファスティングセット」を販売しています。プロテインを置き換えダイエットに活用しているお客様が多いため、痩せたいという需要にさらに応えるべくご案内を始めているところです。

プロテインに加えて、国産素材にこだわった回復食やレタス1個分の食物繊維が入ったクレンズパウダーなどがセットになっています。(※レタス可食部215gを1個としています。レタスの結球葉100g中の食物繊維は1.1gとして計算しています。)

一般的なファスティングだと、タンパク質が不足して脂肪とともに筋肉が失われてしまうことも多いです。FUJIMIのファスティングセットはプロテインでタンパク質や栄養成分を補いながら実施できるため、健康的に続けられるのが特徴です。

「FUJIMIファスティングセット」は、5月28日より販売を開始しています。

商品リンクはこちら：https://fujimi.me/protein

事業を始めた経緯をお伺いできますか？

大学生時代のインターンがきっかけで、起業家を志しました。

中学生、高校生の時に勉強を頑張り大学に入ったものの、明確な目標を見つけられず燃え尽き症候群になりました。飲み会やバイトばかりの日々を送るうちに、そんな自分を素敵に思えなくなっていたのです。

ある日、サークルの先輩が実は起業していたことを知りました。女性向けのサービスを作っており、インタビューを受けて欲しいとお願いされたのです。

私はインタビューを受けるため、会社に行きました。そこには、キラキラと目を輝かせて働いている人たちがいて「こうなりたい」と思いました。その場で「働きたい」とお願いしたほど、心が惹きつけられていました。

その会社は、後に上場企業に十何億円という金額で買収されました。私は当時、バイトでお金を稼いでいた一方、先輩が在学中に起業し買収まで成し遂げた姿を目の当たりにし、とても刺激を受け、「起業したい」と思うようになりました。

起業を決意してから今の会社を経営するまでの経緯を教えてください

現在の会社は2社目です。1社目はチャット小説のアプリを作ったのですが、うまくいかず1年でクローズしました。

その後、トリコ株式会社を起業しました。最初の頃はインターン時のSEOメディアの運用経験を活かしてアフィリエイト事業に注力し、美容メディアをひたすら更新しました。

しかし、がむしゃらに仕事をしていたところ、体調を崩してしまいました。栄養素を補うためにサプリメントを飲み、とても良いと感じたことをきっかけにFUJIMIのサービスが誕生しました。

常に壁がある状況は大変だけれども、同時にワクワクしている

仕事におけるこだわりを教えてください。

誠実さを持つということです。経営者として尊敬している稲盛和夫さんの生き方を参考にしています。

私は22、23歳と年齢を若くして起業しました。年下の方だけではなく、年上の方をマネジメントすることもあります。一人ひとり歩んできた人生が違うため、そこにリスペクトする気持ちを大切にしています。

誠実さは社員にも求めています。ざっくりいうと「素直でいいヤツ」を採用軸にしています。社員一人ひとりの良さが滲み出て、会社全体もとても良い雰囲気に包まれていると感じます。

起業から今までの最大の壁を教えてください

まさに今、立ちはだかっています。

いち経営者として成長していかなければならないことをひしひしと感じています。それというのも、2021年にポーラ・オルビスホールディングスのグループに入ったことをきっかけに自分が把握しなければならない数字が増えたからです。

それまではトップラインがすべてだと思っていましたが、グループ入りを機に、利益改善に注力し始め、全体の構造をより深く見るようになりました。

その中で自分の未熟さを日々感じるようになりましたが、常に壁があるという状況も悪くありません。ワクワクしますし、登りきりたいという情熱を持っていられます。そして壁を登り切ったとしてもまた新たな課題と出会うことが楽しいと感じており、同時に幸せだとも思っています。

自分をいかに深く理解して強みを磨き、能力を発揮していけるか

進み続けるモチベーションは何でしょうか？

自己への探求心がモチベーションの源泉だと感じます。

自分の持っている力を最大限、私らしく発揮していきたいという気持ちが強いです。“自分らしく”ということの大切さは、常日頃から口にしています。“自分らしさ”は遺伝子レベルで組み込まれているため、いかに深く観察して理解するかが重要です。

能力を発揮するために必要な武器を見極め、どのようにアウトプットしていけば最大の効果を発揮できるのかという戦略を立てることに繋がります。例えば、効果があるといわれている武器であっても、自分に合っていなければ使い物になりません。

自分の生き方を仮説検証する中の1つに会社経営があります。一人の起業家、一つのプロダクトをつくる人として生きる中で、自分に合った方法を見つけていく面白さがモチベーションとなっています。

社員のモチベーションを保つために心がけていることは何でしょうか？

私が常に楽しそうにしていることです。

ワクワクしていて面白そうに取り組んでいる課題であれば、社員も自然と気になり、「やってみたい」という気持ちになってもらえると感じています。なので前向きに取り組める環境を整えるためには自分自身が楽しんでいることが大切だと考えています。

また、私自身の得た経験や知識を社員になるべく伝えています。数ある会社の中からうちを選んで入ってきてくれている社員がこの先より幸せな人生を歩める方法を一緒に考えます。そのため1対1で話すこともあります。

「社員一人ひとりの人生に貢献したい」という想いを持っているため、行動に移すように心がけています。

今後やりたいことや展望をお聞かせください　

マルチブランド戦略を立てており、複数ブランドをより良い形で成長させていくための組織やコンセプトを構想中です。

FUJIMIやGINZUBAを成長させることはもちろん、他のブランドも立ち上げていく予定です。

現在は、様々な業界でハイブランドとマスブランドの二極化が進んでいます。そして中間には趣味嗜好で選ばれる小さなブランドが多く存在している状態です。

我々は、そこの「少しニッチなものにハマりたい」という気持ちを大切にしていきたいと思います。「昔から好きだったアイドルの人気が出ていくことが、どこか寂しい」というような感覚にも寄り添いながら、新たな商品を展開します。

お悩みを持つ多くのお客様に届けられるような方法も考えつつ、より良い落とし所を見つけて いけるように、コンセプト違いで複数のブランドを立ち上げていきます。

また、6月11日には期間限定の新フレーバー「ベリーベリーミックス」も発売します！

ラズベリー、ブルーベリー、ストロベリーの3種のベリー風味の程よい酸味をぎゅっと詰め込みました。これからくる夏の朝でも気軽に飲めて、栄養補給や置き換えダイエットにもおすすめな商品になります。今後もアップデートを欠かさずしていきます。

※無果汁

詳細はこちら：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000041495.html

辛い時も動き続けられる原動力があるか、それを見つけられるか

起業しようとしている方へのアドバイスをお願いします

起業して経営を続けていくためには、相当なエネルギー量が必要です。なぜなら、起業後はさまざまなことが起こり、辛いと感じる出来事も多いからです。

いかなる時にもエネルギーを持続させるためには、自分の原動力を理解していることが必要で、それを実現するためには自分が本当にしたいことなのかどうかも含め、自己理解を深めることが重要となってきます。

本日は貴重なお話をありがとうございました！

起業家データ：花房香那 氏

1994年東京都生まれ。

横浜国立大学卒業後、ユナイテッドの子会社である株式会社ミワクを設立し、アプリ運営に従事。

2018年4月よりトリコ株式会社を立ち上げ、2019年2月よりFUJIMIブランドを展開する。

2021年にポーラ・オルビスホールディングスにグループ入り。

商品購入はこちらから：https://fujimi.me/

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