プラスファクトリー株式会社 代表取締役社長 池本 将章​​

プラスファクトリー株式会社は、中小企業のWEB集客と売上向上を支援するコンサルティング会社です。短期間での成果創出を得意とし、独自のアプローチで確実な成果を実現。WEBマーケティングの包括的な支援で、クライアントの持続的な成長を、確かな実績とノウハウでサポートしています。代表取締役社長の池本 将章​​氏に、事業内容や今後の展望なども含めて詳しくお聞きしました。

 

短期間での成果創出を実現するWEBコンサルティング

事業の内容をお聞かせください

主に中小企業向けのWEBコンサルティング事業を展開しています。近年は、美容クリニックを中心とした自由診療のクリニックが全体の7割を占めています。


当社の事業の中心となっているのは「MPH」というコンサルティングサービスです。これは私が個人事業主として立ち上げた際の屋号で、現在では会社の主力事業となっています。


コンサル事業の特徴は、集客と売上アップに特化した支援を提供していることです。WEBサイトの集客力向上、広告運用、ページ制作、SNS運用支援など、WEBを通じた集客・売上アップに必要なあらゆる支援を提供しています。また、クリニック向けには、電子カルテ導入による業務効率化の支援なども実施しています。


それに加え、短期間での成果創出が強みです。通常のコンサルティングでは、詳細な市場調査や競合分析から始めますが、私たちは明らかに改善した方がよい部分から着手します。WEBサイトや各種媒体には成果が出やすい「型」があり、それに基づいて迅速に改善を実施するのです。


まず最初の1〜2ヶ月程度で即効性のある改善を行い、その後に詳細な分析や戦略立案を行い、長期的な施策を展開していきます。また、競合の動きや業界トレンドを常に把握し、必要な情報をわかりやすく提供し続けることで、安定した成果を実現しています。

 

このアプローチにより、クライアントは早期に投資効果を実感でき、モチベーションを維持しながら長期的な成果を追求できます。特に中小企業にとって、成果を実感できない状態での継続は難しいため、費用対効果においても効果的な施策だと考えています。

クリニックでの具体的な成果を教えていただけますか?

愛知県一宮市のクリニックでは、開業初年度からサポートさせていただいています。毎月10%程度ずつLINE数が増加し、1年目から月商7,000万円という実績を上げることができました。一院でこれだけの売上を達成できるクリニックは、ほとんどありません。

 

また、15年の経営実績がある大阪のクリニックでは、他社でのサポートから当社に切り替えていただき、3ヶ月で来院数が15%増加しました。その後、3年以上という長期的なお取引に発展しています。短期間での成果創出と、それを基盤とした長期的な信頼関係の構築を実現しています。

 

事業を始めた経緯をお伺いできますか?

学生の頃から周りで起業している人も多く、起業という選択肢は私にとって身近なもので起業したい思いはありました。また、2011年頃、将来の進路を考える中で、社会全体のデジタル化がより進むだろうと考えていました。当時は社会問題の解決というよりも、時代の流れを見据えた選択として、WEBを軸とした事業を選びました。


キャリアの始まりは、WEB制作会社での勤務でした。そこで、ホームページ制作やSEO対策だけでは、クライアントの本質的な課題解決はできないと感じるようになったのです。

 

WEBサイトの改善やSEO対策は、あくまでも売上や利益を向上させるための手段の一つに過ぎません。包括的な支援ができるWEBコンサルティングという領域で独立を決意したのは、このような気づきがあったからです。


会社を持つことを決めた理由は、より大きな可能性を追求したかったからです。個人事業では限界がありますが、会社組織となることでより多くの選択肢が生まれ、やりたいことを実現できる機会が増えます。また、一定の規模になれば、社会に対して意味のある提案や変化を起こすことができます。


微々たるパワーかもしれませんが、会社という形を通じて、世の中に対して問題提起をし、より良い変化を生み出していきたいと考えています。

 

徹底的な顧客ファーストを貫き、売上を最大化させる

仕事におけるこだわりを教えてください

お客様の利益を最優先に考えることです。

 

当社はコンサルティング事業を通じて、お客様の売上や利益を向上させることを目的としています。この目的は絶対にぶらしたくないと考えています。

 

自社の売上を優先して行動することで、短期的には業績が上がるかもしれません。しかし、お客様との継続的な信頼関係を築くことが難しく、自社の売上も短期的なものになってしまいます。お客様目線を常に維持し続けることが、結果として長期的な売上の最大化に繋がると考えています。


また、社長という立場で、その役割を全うしておりますが、あまり社長らしく振る舞わないようにしています。その理由は、世の中をよりフラットな視点で見続けたいからです。パートナー、従業員、取引先など、関わるすべての人々の立場に立って考え、それぞれがより良い状態で過ごせることを大切にしています。

起業から今までの最大の壁を教えてください

特に大きな壁は、思い浮かびません。比較的コンフォートに事業を進めることができています。大変なことがあったとしても「気にしても仕方ない」と忘れてしまっているのかもしれません。

 

コンサルティング事業に関しては、解約になってしまうケースもありますが、多くのクライアントには長期的にご契約いただいています。契約形態としては半年の契約後、1ヶ月ごとの更新という形を取っているのですが、実際には数年単位で継続してくださるクライアントが多いです。


ただ、毎月の更新時期に、まったく不安がないわけではありません。ですが、それも事業を続けていく中での日常的な課題や我々が進化し続けるためのキッカケとして受け止めています。

 

社会に影響を与え改革する力をつける

進み続けるモチベーションは何でしょうか?

社会に大きな影響を与えることと、仲間たちの待遇を向上させることが、私のモチベーションです。


2年ほど前までは、1人で事業を行っていました。その中で、世の中に本当の意味で影響を与えるためには、ある程度の規模が必要だと気づいたのです。

 

具体的に言うと、当社のミッションは「+(プラス)を創る」です。人生には良いことも悪いこともありますが、捉え方は人それぞれです。たとえ失敗や悲しい出来事があっても、そこから学びを得て、前を向いていく方がより良い人生になると考えてます。


このポジティブな視点を大切にしながら、後ろ向きになっている人々に対して、前を向けるようなきっかけを提供し、世の中を少しでも良い方向に変えていきたい。これが当社のミッションです。

 

このミッションを達成するためにも、また優秀な仲間を集めるためにも、一定の規模は不可欠だと考えました。そして、ここ数年で新しい仲間が加わってくれたことで「仲間の待遇をどんどん上げたい」との思いがモチベーションに繋がっています。


具体的には、平均年収1,000万円、2,000万円程度を実現したいと考えています。中小企業でこのような待遇を実現している会社はとても少ないですが、必ず実現して当社にジョインしてくれた仲間への恩返しをしたいと考えています。

 

今後やりたいことや展望をお聞かせください 

今後は事業の多角化を進めながら、持続的な成長を目指していきたいと考えています。

 

具体的に言うと、ZEPLA(ゼプラ)というWEBサイトの更新効果や広告効果を自動で測定できるツールを自社で開発しました。これはPDCAサイクルのチェック部分を支援するツールとして設計していますが、正直なところ、現状ではまだ十分な収益化ができていない状況です。

 

現在の主軸事業であるコンサルティング事業は順調に利益を出せているので、この基盤を活かしながら、事業の多角化を進めていきたいと考えています。

 

ZEPLAのように企業の課題解決や社会課題の解決に繋がる新規事業を複数立ち上げ、そこでも収益を上げていくことを目指しています。現在でも利益を確保できている状況なので、その資金を新規事業への投資に回していく予定です。


コンサルティング事業自体も明確な売上目標を設定しており、その達成に向けて注力していく予定です。既存事業で得た利益を新規事業への投資に回し、複数の収益の柱を育てていくことで、持続的な成長を実現していきたいと考えています。

 

自分の特性に合った起業の方法を選ぶ

起業しようとしている方へのアドバイスをお願いします

起業には、さまざまな方法があります。私自身は比較的慎重派でしたが、自分の特性に合った起業の形を選ぶことが、結果として成功へと繋がると考えています。


会社を立ち上げて、途中で終わることになっても、それ自体は問題ありません。ですが、会社を作る目的の一つの指標として、継続的に売上を立てていくことを考えるなら、やはり失敗しないための準備は必要です。


起業のタイミングについては、早ければ早いほど良いと考えています。実際の経験ほど価値のある学びはありません。起業したい気持ちがあるなら、今すぐ始めることをおすすめします。


ただし、事業を継続することは相当のストレスが伴います。過度なストレスになると判断力が低下し、事業にも支障をきたす可能性があります。

 

そのため、自分のストレス耐性に応じて、十分な準備期間を設けるか、必要な資金を確保するなど、個人に合った方法を選択することが大切です。もちろん、ストレスの耐性が高く、準備が整っている方は躊躇する必要はありません。

 

採用を強化されているそうですね。どのような人材が理想でしょうか?

採用時の第一条件は「ポジティブであること」です。それに加え大切にしているのは、利他的な姿勢を持ち、物事を他責せず、自分でコントロールできることに焦点を当てて考えられることです。


スキルや経験は入社後でも身につけられますが、このようなマインドは生き方に根ざしているため簡単には変えられません。だからこそ、前向きで主体性がある方に来ていただきたいと思っています。


また、当社で働くことで、集客や広告運用など、WEB領域の幅広いスキルが身につきます。さらに、クライアント企業の経営課題に向き合うため、事業計画や経営の視点も自然と養われます。将来起業を考えている方にとっては、非常に学びの多い環境になるでしょう。


やりがいという点では、自分が提案した施策でクライアントの業績が向上する瞬間が、大きな喜びとなります。また、単なるビジネス上の関係を超えて、クライアントと深い信頼関係を築けることも魅力の一つです。社会人になると新しい絆を築く機会は限られてきますが、当社では社内の仲間やクライアントとの間で、深い関係性を築ける可能性があります。

 

▼採用情報はこちら

https://p-factory.jp/recruit/

本日は貴重なお話をありがとうございました!

起業家データ:池本 将章​​氏
企業情報

法人名

プラスファクトリー株式会社

HP

公式HP:https://p-factory.jp/
WEBコンサルティングMPH HP:https://m-p-h.jp/

設立

2019年3月

事業内容

Webコンサルティング/Webサービス運営/WEB集客代行/ホームページ制作/プラットフォーム運営

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