
最近行われた資金調達の情報から、venture.jp(ベンチャー.jp)が厳選した注目企業をご紹介します。
株式会社Antway
資金調達詳細
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ラウンド |
シリーズD |
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調達金額 |
約33億円(累計調達額: 約65億円) |
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出資 |
株式会社SMBC Edge、グローバル・ブレイン株式会社、ジャフコ グループ株式会社、KDDI Open Innovation Fund 3号 |
会社概要
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法人名 |
株式会社Antway |
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代表取締役 |
前島 恵 |
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創業 |
2018年11月 |
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事業内容 |
プロの調理人・管理栄養士による家庭料理のデリバリー事業 |
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資本金 |
不明 |
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所在地 |
東京都千代田区神田駿河台1丁目8-11 東京YWCA会館8階 |
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HP |
https://antway.co.jp/ |
事業内容
株式会社Antwayは、「あらゆる家庭から義務をなくす」をミッションに掲げています。家族との時間、活躍できるキャリア、趣味や社交で充実した余暇などの様々な機会に対して、誰もが前向きに取り組める世界を、「あらゆる家庭から義務をなくす」ことで実現していきます。
【つくりおき.jp】
つくりおき.jpは調理経験豊富なシェフと管理栄養士が監修し、専用キッチンで手作りしたお惣菜を、毎週ご家庭に冷蔵でお届けする手料理サブスクです。1人前798円(5食プランの場合)で炊事に関わる家事をお任せいただけます。現在1,000レシピ以上の料理を週替わりで提供しています。
資金調達目的
この度調達した資金は、さらなる事業成長を加速させるために、以下の戦略的投資に充当します。
- 全国的な需要の高まりに対応するための、新たな自社キッチン開設
- シンガポール法人を拠点とした、グローバル市場での事業展開
- 上記事業の急成長と海外展開を支える、人員拡大のため採用活動
元リリースはこちら。
株式会社 Fact Base

資金調達詳細
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ラウンド |
シリーズC |
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調達金額 |
総額44億円 |
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出資 |
Insight Partners Inc. |
会社概要
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法人名 |
株式会社Fact Base |
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代表取締役 |
竹内 将高 |
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創業 |
2022年09月01日 |
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事業内容 |
図面管理システム「ズメーン」の企画開発 |
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資本金 |
25億1118万円 |
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所在地 |
東京都港区台場2丁目3番地1号 トレードピアお台場13F |
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HP |
https://fact-base.jp/ |
事業内容
Fact Baseは「ものづくりをシームレスにする」をミッションに掲げ、2022年9月に創業した製造業向けSaaSスタートアップです。
【図面管理システム「ズメーン」】
主力事業である図面管理システム「ズメーン」は、中小企業や町工場のDXを実現するために開発されました。製造現場では依然として紙の図面や関連資料が業務の中心となっており、管理の煩雑さから蓄積されたデータを十分に活用できていないのが現状です。「ズメーン」はこれらの課題を解決するため、図面と関連資料をクラウドで一元管理し、煩雑な管理業務を大幅に効率化。製造業におけるデータ活用の第一歩として、多くの町工場や中小製造業への導入が進んでいます。
資金調達目的
日本の製造業は、人材不足や後継者不在といった構造的課題に加え、依然として紙や属人的な管理に依存する現場が少なくありません。こうした状況は、生産性向上や国際競争力の観点から大きな制約となっています。一方で、DXによる効率化やサプライチェーンの強靭化は国内外で不可欠となっており、製造現場におけるデジタル基盤の整備は大きな成長余地を持つ領域です。
これまで、Fact Baseは図面管理システム「ズメーン」を通じて、設計から調達・製造に至るまでの情報共有と受発注プロセスを効率化し、町工場をはじめとした中小製造業の課題解決に取り組んできました。結果、売上高はこの2年間で約16倍に拡大し、導入社数も約13倍に増加。日本を含む12カ国に広がり、グローバルでのプレゼンスを着実に高めています。
今回の資金調達により、下記事業への取り組みを加速させます。
- 海外での採用体制強化と現地市場に即したマーケティング推進
- 2026年の欧州圏進出をはじめとした、グローバルでの成長
- 「ズメーン」の機能強化
- 新規事業の立ち上げ等による事業ポートフォリオの拡充
元リリースはこちら。
AstroX株式会社

資金調達詳細
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ラウンド |
シリーズA |
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調達金額 |
18億円 |
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出資 |
株式会社alpha、大和企業投資株式会社、アニマルスピリッツ合同会社、株式会社ディープコア、静岡キャピタル株式会社、インクルージョン・ジャパン株式会社、他エンジェル投資家複数名 |
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融資 |
あぶくま信用金庫、みずほ銀行、三井住友銀行 |
会社概要
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法人名 |
AstroX株式会社 |
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代表取締役 |
小田翔武 |
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創業 |
2022年5月 |
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事業内容 |
宇宙輸送事業 |
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資本金 |
5,000万円 |
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所在地 |
福島県南相馬市小高区本町1-87 |
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HP |
https://astrox.jp |
事業内容
AstroXは「宇宙開発で “Japan as No.1” を取り戻す」をビジョンに2022年5月に設立された民間宇宙スタートアップです。
宇宙産業は世界的に急成長しており、世界の宇宙産業市場は2040年には約160兆円を超えると予測されています。その中でも衛星を使ったサービスなど人工衛星の需要が大きく伸びており、それに伴い小型衛星の打ち上げ需要は急増しています。しかし現在、日本国内では衛星を宇宙に運ぶロケットが不足しており、国内の小型衛星のほとんど100%を海外ロケットで打ち上げています。この打ち上げ機会の不足が日本の宇宙開発の大きな課題となっています。
その課題を解決し、宇宙産業を日本の一大産業にできるよう、AstroXはRockoon方式において低コスト、高頻度、即応型の打上げを実現するべく、研究開発サービス展開に取り組んでいます。
資金調達目的
2024年11月に高度10 km級のハイブリッドロケットの発射実験(以下本実験)に成功した後、小型ハイブリッドロケットエンジンの短秒時地上燃焼試験、姿勢制御装置動作確認および風洞試験、TVC動作確認試験と着実に開発を進めています。今回の資金調達を元に、以下の事業に挑んでまいります。
- 2026年の宇宙到達のためのRockoon開発
- 日本発宇宙ベンチャーとして世界初の気球空中発射であるロックーン技術の実用化
元リリースはこちら。
株式会社NexaScience

資金調達詳細
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ラウンド |
プレシード |
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調達金額 |
6,100万円 |
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出資 |
長瀬産業株式会社、千本倖生氏、武田秀樹氏 |
会社概要
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法人名 |
株式会社NexaScience |
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代表取締役 |
牛久 祥孝 |
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創業 |
2024年10月 |
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事業内容 |
AIによる科学研究AI、AIロボットによる業務自動化技術の研究開発/研究・知財・事業化業務の自律駆動プラットフォーム「Nexaシリーズ」開発 |
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資本金 |
不明 |
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所在地 |
東京都渋谷区渋谷2-19-15 宮益坂ビルディング609 |
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HP |
https://www.nexascience.com |
事業内容
NexaScienceは、AIとロボティクスで科学技術の活用と創造を加速することをミッションに、内閣府ムーンショット型研究開発事業の成果を基盤とした「AIロボット科学者」の社会実装に取り組むスタートアップです。研究開発のプロセスである「調査 → 仮説 → 検証」という科学的方法を、すべての業務に適用可能なワークフローとして再定義し、AIが一気通貫で自律実行する「自律駆動科学」プラットフォームを開発しています。本プラットフォームは、研究者・知財担当者・事業開発者・技術経営者のみならず、高度な知識集約型業務に携わる幅広いユーザーを対象としています。
資金調達目的
今回の資金は、以下の用途に重点投資します。
- AIエージェントを統合した自律駆動研究開発ワークフロー(AIRAS)の実証・プロダクト版である「NexaPapers」の機能強化
- 知財業務の自律化サービス「NexaPatents」の開発加速
- 産業向けAIエージェント基盤となるオーケストレーションAIの高度化
- 研究開発・エンジニアリング・BizDev・セールス領域での採用強化
これにより、業務自動化AIの基盤技術を確立し、研究開発〜知財〜事業化を一気通貫で自律化する「自律駆動科学」プラットフォームの実装を進めます。
元リリースはこちら。
まとめ
以上が最近行われた資金調達の情報から、厳選した注目企業でした。
次回の投稿もぜひチェックしていただけると幸いです。
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