株式会社Share-Me CEO ショーン・ヒル

株式会社Share-Meは、スマート名刺のソリューションを展開するスタートアップです。NFCカードやシールを活用し、紙名刺では伝えきれない企業の魅力を、動画やSNS、提案資料まで一瞬で共有できるサービスを提供しています。アプリ不要で誰でも使えるシームレスな体験と、法人向けには営業支援ツールや名刺管理機能まで一気通貫で提供する点が特徴です。CEO のショーン・ヒル氏に、事業内容や起業の経緯、今後の展望などを詳しくお聞きしました。

紙名刺の「その先」を実現するスマート名刺ソリューション

事業の内容をお聞かせください

私たちは、次世代スマート名刺のソリューションを提供しています。スマートカードやスマートシールを相手のスマートフォンにタッチするだけで、電子名刺やSNS、PDFの提案資料など、あらゆるコンテンツをその場で共有できるサービスです。

 

アプリのダウンロードは不要で、誰でも簡単に情報を受け取ることができます。法人・個人の双方に対応しており、用途に応じてカードを使い分けることも可能です。

 

特に法人向けには、社員の「営業活動の可視化」が可能な営業支援ツールや最新AIモデルを用いた「名刺管理」まで、一気通貫で行えるソリューションを提供しています。スマート名刺と言いつつも、実際には紙名刺との併用がほとんどで、日本の文化に合わせた形で活用いただいています。

 

Share-Meのコアバリューとして、「あなたのビジネスは紙だけでは伝わらない」というものがあります。

 

紙の名刺を交換して終わり、山積みになって管理もできずに終わってしまう現状を変えたい。より自社の情報を簡単に、美しく共有することができ、しっかり「成果に繋がるコネクション」を作るためのツールとして、名刺交換という行為そのものを進化させていきたいと考えています。

 

サービスを体験された方の第一印象は、まだ認知が少ないこともあり、カードをピッとかざした瞬間に情報が浮かび上がってくることに驚かれることが多いです。

 

その後に、動画や記事、SNSを通じて「この会社は何をしているのか」をしっかり伝えられる点や、相手と確実に繋がれることに価値を感じていただいています。

 

Share-Meは、必ずしも紙の名刺を否定しているわけではありません。焦点にしているのは、名刺交換の後にどれだけ意味のあるつながりを生み出せるかという点です。

 

特に、ブランド価値を重視されている企業様に多くご利用いただいています。実際に導入いただいた企業様からは、「格段に相手とビジネスに繋がりやすくなった」というお声を数多くいただいています。

 

NFCカードの仕組みについてですが、iPhone 11以降、NFCの読み取りが標準設定になったことがきっかけで、QRコードよりもシームレスで美しいユーザー体験が可能になりました。自身のプロフィールを作るとカードと自動で連携され、相手にタッチするだけで情報共有が完了します。

 

またデザイン面では、プラスチックだけでなく、上質なメタルカードやシール、ステッカーなど幅広く展開しています。当社のデザイナーが、お客様のロゴやブランドカラーを基に洗練されたデザインを提供しており、特にメタルカードのデザインの洗練さには高く評価をいただいております。

 

事業を始めた経緯をお伺いできますか?

幼い頃から「日本を代表する起業家になる」というのが僕のビジョンでした。父も実業家で、その背中を見て育ち、アメリカの大学在学中にも多くのトップ起業家の話に触れてきました。

 

2年ほど前までいたアメリカでは、このスマート名刺の領域が急拡大していました。一方で、アジアをみてみると認知がまだまだ低い現状です。そこで、まずはアジアのマーケットでナンバーワンにするために、自分の起業家としてのファーストステップとして、帰国後すぐにShare-Meを立ち上げました。

 

 

徹底したユーザーファーストが生む価値

仕事におけるこだわりを教えてください。

私が何より大切にしているのは、「ユーザーへの価値を最優先に考えること」です。常に「この機能は本当にユーザーのビジネスに役立つのか」という軸をぶらさずに開発を行っています。エンジニアチームとも、この考え方を何度も共有しながら議論を重ねています。

 

新しい機能を追加する際も、本当に価値があるのか、使いやすいかという視点を欠かしません。技術的に面白いことや新しい挑戦をしたくなる場面もありますが、最終的な判断基準は常にユーザーにとって最善かどうかです。

 

まずはコスト以上の圧倒的な価値を先に提供し続ければ、必ず長期的な関係性が生まれると考え、「ギブファースト」の精神で仕事をしています。

 

起業から今までの最大の壁を教えてください

最大の壁は、資金調達とネットワークづくりでした。

 

帰国してまだ2年も経っておらず、日本での人脈がほとんどない状態から、VCや投資家を一社ずつ訪ねて回りました。実績がないうちはなかなか信用してもらえず、まずは売上をつくり、プロダクトを磨き込むという地道な努力を続けるしかありませんでした。

 

アメリカでの経験はありましたが、日本のビジネス文化や商習慣、投資家の考え方は大きく異なり、ゼロから信頼を築くことは想像以上に大変で、とにかく行動し続けることが求められました。

 

それでも、多くの方々に支えていただきながら、少しずつネットワークが広がっていきました。今振り返ると、あのときの努力が今の挑戦を支える土台になっています。

 

 

チームとユーザーの声が進む原動力

進み続けるモチベーションは何でしょうか?

僕たちのモチベーションの源泉は、チームが共通の目標である「アジアNo.1」に向かえていることです。

 

そして何より、ユーザーの方からいただく「このサービスに出会えてよかった」という言葉です。自分たちがつくったプロダクトを数万人が使ってくれていることは、サービス開発をする身としては1番の喜びですね。

 

今後やりたいことや展望をお聞かせください 

まず短期的には、4月からアジア圏でテストマーケティングを開始します。中長期的には国内での法人導入をさらに拡大し、4年後の上場を目標にしています。

 

AIの普及により、これからは個人やスモールチームでも大きな価値を生み出せる時代になります。Share-Meを通じて、個人や小さなチームが自分たちの挑戦を広く共有し、成功へと近づける環境をつくっていきたいと考えています。

 

日本だけでなくアジアへも展開し、各国の文化やビジネス習慣に合わせながら、スマート名刺という新しいコミュニケーションの形を広げていきたいと考えています。

 

 

挑戦するなら今が最高のタイミング

起業しようとしている方へのアドバイスをお願いします

今は、AIをはじめとするさまざまなツールを活用することで、これまでよりも低コストかつスピーディーに挑戦できる時代です。

 

もちろん簡単ではありませんが、熱い情熱を持ち、自分のやりたいことをシェアし続ければ、道は必ず開けると僕は信じています。怖いですが、まずは一歩踏み出すことが大切だと思います。

 

起業には、プロダクト開発、マーケティング、資金調達やチームづくりなど、多く学ぶことがあります。それでも、自分のビジョンを形にして、実際に社会に価値を届けられるのはとにかく楽しいです。

 

僕自身も帰国後すぐに起業し、まだ2年足らずですが、この短い期間でも多くの学びと成長を得ることができました。失敗を恐れず、まずは行動すること。そして、その挑戦を支えてくれる仲間やメンター、ユーザーを大切にすることが成功への近道だと考えています。

 

本日は貴重なお話をありがとうございました!

起業家データ: ショーン・ヒル氏
ジョージワシントン大学卒業後、日本に帰国をしShare-Meを立ち上げ。

 

企業情報

法人名

株式会社Share-Me

HP

https://share-me.jp

設立

2024年3月

事業内容

名刺共有からAI名刺管理まで可能なスマート名刺ソリューションの開発や販売

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