最近不動産業界で注目を集めている「居抜き」「居抜き物件」「居抜きオフィス」。初期コストを抑えてオフィスを移転できる「居抜き」は、スタートアップ・ベンチャー企業からも注目を集めています。
今回は、居抜きのメリット・デメリット、おすすめの居抜き業者を紹介します。
Contents
居抜きのメリット・デメリット
居抜きとは
「居抜き」とは、店舗の内装や設備をそのまま残して退去し、新しい事業者がそのまま入居できる状態のことを指します。もともとは、店舗で多く使われていた言葉ですが、近年ではオフィス移転でも居抜きが注目されています。
反対に、内装や設備をすべて撤去して退去した物件を「スケルトン」といいます。通常はこの「スケルトン」での受け渡しになるのですが、「建物の所有者」、「閉店するテナント」、「新規出店するテナント」の3者が合意している場合に限り、「居抜き」物件の取引をすることができます。
3社間の合意形成を図るのは面倒に思われるかもしれません。しかし、「居抜き」による入居・退去には、それを上回る大きなメリットがあります。意思決定の選択肢に入れられるように、デメリットと併せて紹介いたします。
メリット
・移転時の初期コストの削減
「スケルトン」物件に入居しようとすると、電気・空調などの設備工事や内装などかなりの初期コストがかかります。しかし、「居抜き」物件なら前のテナントの設備や内装をそのまま使えるため、初期コストを抑えつつ業務開始までの期間も大幅に短縮できます。
・退去時の原状回復費用の削減
退去する事業者にとっても原状回復、廃棄にかかる費用が抑えられますし、退去ぎりぎりまで業務を行うことができます。
・環境にやさしい
「スケルトン」にするのに伴う産業廃棄物の削減やエネルギーの節約も「居抜き」の大きな魅力です。
デメリット
・合意の必要性
先に述べた通り、オーナーと元テナント、新テナントとの3者での合意が必須となります。僅かな認識の違いがトラブルの元となりますので注意が必要です。
・内装の不自由さ
「居抜き」の特性上、内装を自由にできない点も上げられます。自分のイメージ通りではない可能性がありますので、しっかり事前調査する必要があります。
おすすめ業者4選
1位:アットオフィス
〇アットオフィスのおすすめポイント
1.「居抜きオフィス」の情報量が多い
東京・神奈川の居抜きオフィスに関しては、業界1位の情報量です。また、情報更新頻度も高いため、新着物件を見つけることができます。
2.豊富な実績がある
移転サポート実績が累計10,000件以上。また無理なオススメはしないため、安心して依頼ができます。借主の代理人として契約条件を調整するコンサルタントを付けることは、「居抜きオフィス」による入居・退去を成功させるためには必要です。
3.「居抜き退去」時の後継テナント探しが無料
「居抜き退去」時の後継テナント探しを無料で行います。多くの情報が集まるため、マッチングの可能性が他社と比較すると高いです。また、ポータルサイトにアップロードするだけではなく、コンサルタントがSNSやAIを駆使しながらプッシュ営業によるテナント探しを行うのも魅力の一つです。
公式サイト:https://www.at-office.jp/
2位:Growth Office
〇Growth Officeのおすすめポイント
1.敷金減額サービス
日商保で提供している敷金減額サービスにより、入居にかかる初期費用を大幅カット。差分は御社の事業投資に回すことができます。
2.スタートアップに寄り添った提案
常に変化を続ける、スタートアップの企業状況。企業ごとに異なる財務体質、事業計画、成長スピードなど、その状況を的確にキャッチし、企業成長を最大化する、最適なオフィス移転をご提案します。
公式サイト:https://growth-office.com/
3位:Tokyo workplace
〇Tokyo workplaceのおすすめポイント
1.ニーズに合ったご提案
おしゃれな雰囲気のこだわりのオフィス、おしゃれな内装がついたコストメリットのある居抜きオフィス、賃料や敷金の安いコスト重視のオフィスなど貴社のニーズに合った物件を多数掲載しています。
2.物件探しを楽しむ
掲載されている空間でのワークスタイルを想像しつつ、”ファッション”や”人との出会い”のようにフィーリングや相性でしっくりくる、そんな物件探しを楽しんでもらいたい、という思いのもとに運営されています。
公式サイト:https://tokyo-workplace.com/
4位:Value Office
〇Value Officeのおすすめポイント
1.居抜き、セットアップオフィス専門
東京都内の居抜きオフィス、セットアップオフィスを専門に扱う物件検索サイトです。セットアップオフィスとは、オーナーが先に内装や備品をセットアップしているオフィスのことです。「居抜き」とは若干異なりますが、入居者側で内装や備品を手配するコストを削減できるという点では同様のメリットがあります。
2.コラム発信
サイト内にコラムとして、費用の相場や必要な手続きなどオフィス移転にかかわる様々な情報を発信しているので、初めてで不安な方にもおすすめです。
公式サイト:https://value-office.com/
まとめ
ここまで、「居抜き」とはなんなのか、おすすめの居抜き物件仲介業者4選を紹介しました。店舗だけでなく、オフィスでも注目され始めている「居抜き」。移転にかかる初期費用を削減したい方にはとてもおすすめです。気になった方は1度問い合わせてみてはいかがでしょうか。
「居抜き」について詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
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