
4足歩行ロボット向けのアプリケーション開発を手がけ、ロボット技術の社会実装に取り組んでいます。エンターテインメント分野を入り口に、より多くの人がロボットに触れる機会を創出し、日本のロボット産業の発展に貢献することを目指しています。今回は、代表取締役の仲村洋南氏に、事業内容や起業の経緯、幼少期から抱いていた夢、そして今後の展望についてお話を伺いました。
当社は、4足歩行ロボットを活用したソフトウェアやサービスの開発を手がけています。ロボット本体を開発するのではなく、ロボットの活用方法を企画・開発していることが特徴です。
近年は、物理世界で動くAIである「フィジカルAI」が注目されていますが、私たちはその技術を開発する側ではなく、活用する側として事業を展開しています。イメージとしては、パソコン本体を製造する会社ではなく、その上で動くソフトウェアを開発する会社に近いと思います。
現在の主力事業は、4足歩行ロボットを活用したエンターテインメント事業です。イベントや展示会、プロモーションなどでロボットを貸し出し、操縦体験やデモンストレーションを提供しています。
ロボットは高い注目を集めるため、企業のPRや集客施策との相性も良く、会場を盛り上げるコンテンツとして活用いただく機会が増えています。
また、エンターテインメント分野で培った技術やノウハウを活かし、企業向けの受託開発やロボット導入支援も行っています。エンタメを入り口にしながら、ロボットの活用領域を広げていくことを目指しています。

幼い頃からロボットが大好きで、特にガンダムに強い憧れを持っていました。将来はロボットに関わる仕事がしたいと考え、中学卒業後は高等専門学校へ進学。その後、大学では惑星学を学び、人工衛星の研究に取り組みました。
転機となったのは、大学時代にJAXAの研究者の方と話をする機会があったことです。その中で、ロボット開発を前に進めるには、技術を生み出す研究者だけでなく、資金や人材を集めて事業を推進する人も必要という話を聞きました。
実際に、優れた技術があっても資金や事業面の課題によって継続できなくなるケースがあることを知り、ロボット産業の発展には技術だけでなく事業を支える仕組みも重要だと感じました。
そこで、自分は研究者ではなく、事業を推進する立場でロボット産業に貢献しようと考え、コンサルティング業界に入りました。約4年間の社会人経験を積んだ後、幼い頃から抱いていたロボットを世の中に広めたいという夢を実現するため、起業という道を選びました。

仕事をする上で大切にしているのは、夢や好奇心を持ち続けることです。自分のやりたいことを諦めて働くよりも、好きなことを追いかけながら挑戦し続ける方が楽しいと考えています。
幼い頃からロボットやアニメが好きで、その気持ちは今も変わっていません。好きな作品から刺激を受けたり、そこに描かれている未来を実現したいと思ったりすることが、仕事の原動力になっています。
社名であるpuerisomniaは、ラテン語で「子供の夢」を意味します。自分自身の夢を実現したいという思いに加え、ロボットやエンターテインメントを通じて、子供たちに夢やワクワクを届けたいという思いを込めています。
こうした夢や好奇心を原動力に、ロボットの可能性を広げる挑戦を続けています。
正直、大きな壁だと感じたことはあまりありません。起業してからは、自分が本当にやりたいことに取り組めているので、苦労も含めて楽しみながら進んでいます。
もちろん、資金面で苦労した時期や、投資家から厳しい指摘を受けたこともありましたが、それも含めて前向きに取り組むことができました。
あえて挙げるとすれば、もっと堅実な事業をやった方がいいという意見をいただくことはありました。しかし、私自身はスタートアップだからこそ新しいことに挑戦する価値があると考えており、その思いは今も変わっていません。

一番のモチベーションは、幼い頃から抱いているガンダムを作りたいという夢です。今でも好きなアニメやゲームに触れると、もっと頑張ろうと前向きな気持ちになります。
ガンダムは、年齢や経験によって見え方が変わる作品だと感じています。子どもの頃はロボットのかっこよさに惹かれていましたが、成長するにつれて、正義や人間関係、社会のあり方など、さまざまなテーマを考えさせられるようになりました。長年見続けていても新しい発見があることが、大きな魅力だと思っています。
そうした作品から受けた影響が、今も挑戦を続ける原動力になっています。
技術面では、4足歩行ロボットの活用領域をさらに広げていきたいと考えています。その一つが、光ファイバーを活用した通信技術です。地下や建物の内部など、電波が届きにくい場所でも安定して稼働できる仕組みの実現を目指しています。
また、ドローンとの連携にも取り組みたいと考えています。4足歩行ロボットとドローンを組み合わせることで、より広い範囲での情報収集や監視が可能になると考えています。
一方で、ロボットを社会に普及させるためには、技術だけでなく認知を広げることも重要です。私は、エンターテインメントがその大きなきっかけになると考えています。
ロボット同士の競技やイベントでの活用など、多くの人が興味を持てる体験を通じてロボットを身近な存在にしていきたいです。エンタメを入り口に、ロボットが社会に根付く未来を実現したいと考えています。

スタートアップを目指すのであれば、まずは行動に移してみることが大切だと思います。事業計画を完璧に固めてから動こうとすると、なかなか一歩を踏み出せないこともあります。
特に大きな挑戦をしたいと考えているのであれば、まずは会社を設立し、走りながら考えるくらいの姿勢でも良いのではないでしょうか。実際に動き始めることで見えてくる課題や学びも多くあります。
もちろん失敗する可能性もありますが、一度の挑戦ですべてが終わるわけではありません。大切なのは、自分自身で意思決定し、その結果に責任を持つことだと思います。
何もしないまま後悔するよりも、まずは挑戦してみる。その経験自体に大きな価値があると考えています。
兵庫県神戸市生まれ
神戸市立工業高等専門学校 機械工学科卒業後、編入を経て神戸大学理学部(惑星学科)卒業
人工衛星の研究に従事するかたわら、JAXAの研究者との対話を通じてロボット産業の課題に向き合う
大手外資ITコンサルティング会社にアナリスト兼エンジニアとして入社。大手製造会社の大規模基幹システム構築などを担当
2024年9月、株式会社puerisomniaを設立。27歳で代表取締役に就任
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法人名 |
株式会社puerisomnia |
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HP |
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設立 |
2024年9月 |
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事業内容 |
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