Singerly株式会社 取締役(COO) 橋本 裕樹

最高においしい御飯と極上の一品、汁物と共に仕事に熱い人々と「繋がる、語る」をコンセプトに、完全招待制の少人数開催の経営者交流会として開催されている「あさげの会」ですが、大将の橋本氏(COO)にあさげの会を開催する思いや狙い、こだわりなどを伺いました。

 

 

五感を感じながら貴重な意見交換を

あさげの会とはどのような取り組みなのでしょうか。

「真っ白な瞑想」というコンセプトを元に活動を行っています。情報過多な現代を生きている中でも食事を通して五感を研ぎ澄ませ、真っ白なご飯を楽しんでもらいたいという思いからこの活動を行っています。

 

基本的には完全招待制で経営者の方々をお呼びしています。参加人数は毎回6人ほどとなっており、少人数の開催となっています。参加される方々の職種は様々ではありますが、弊社は事業承継者への支援事業を行っているため、承継経営者の方々に多くご参加頂いております。

 

あさげの会を通して同じ経営者や承継者としての、営業目的でない繋がりや学びの場を創出することを目的として取り組みを行っています。

 

あさげの会を始めた経緯をお伺いできますか?

弊社は事業の一つとしてエンタメマーケティングを行っていて、ユニークな取り組みを常に追及しております。事業で差別化が難しい時代ですので、様々なことに文化や価値観を反映させていく必要があると考えております。

 

私たちのValueの中に、「三つ星ユニーク」というものがあります。上品でかつユニークであるという私たちの価値観を表現したものになります。弊社代表の奥田と我々にとっての三つ星ユニークは何かなと考えていたところ、私が以前、お米の商社で働いていたことを活かして、ご飯を振る舞う「あさげの会」が誕生しました。

 

参加者の「おいしい」が原動力に

あさげの会を続けている思いを教えてください。

続けている理由はいくつかありますが、その中でも一番の理由となっているのは、あさげの会を開催することによって参加者同士の繋がりが生まれ、その方々に喜んでいただけている、見返りのない貢献をできていることが自分の人生も幸せにできているのではないかと感じているところにあると考えています。

 

また、私自身が料理好きということも、あさげの会を続けている理由の一つです。こだわりとしては、毎週新しいおにぎりメニューを取り入れるようにしており、これまで約100種類のメニューを開発してきました。

 

新しいメニューを作ることも私の一つの楽しみで、基本的に新しいメニューの提供は一度のみですが、参加者の方々の評価が良かったものは定番のメニューに、うまく行かなかったものは改良して、常に最高のおにぎりを提供できるように心がけています。梅のおにぎりも改良を重ねて現在のような人気の定番メニューになりました。

 

今後の目標をお聞かせください。

現在は主に少人数での開催を行っていますが、最近では「出張あさげ」として企業様のイベントにお呼びいただいております。そのような機会もあり、今後は20人から100人と人数の規模を増やしたあさげの会を行うことを考え、おにぎりの質の向上はもちろん、オペレーションの構築などを進めております。

 

「新しいことを始める」や「違いを作る」ことが好きな私たちは、おにぎりだけでなく定食やインドカレーの提供も今後視野に入れており、参加者の皆様に飽きられない、愛される「あさげの会」を実現していきたいと考えております。

 

ここからは、事業の話になるのですが、私が元々お米の商社で働いていたこともあり、米に対する想いは人一倍あります。日本の稲作農家の平均年齢は69歳で高齢化しており、収入面なども課題となり、若い世代の担い手に承継していくことがなかなか難しい環境にあります。

 

ここで私たちが注目しているのが、東南アジアを中心に栽培され、世界の7割のシェアを占める「インディカ米」になります。年々暑くなってく日本で、インディカ米を年に複数回栽培することで、サステナブルな稲作と、農家の収入の両立を図る狙いがあります。

 

もちろんそれには、多くの課題も付随しますが、これを実現することで、1次産業を盛り上げ、田舎の田園風景を守ることに貢献したいと考えております。是非応援いただけると嬉しいです!

 

あさげの会に実際に参加してみた!

ここからは同席したインタビュアー目線から、あさげの会をレポートしたいと思います。

 

まずは参加者同士の名刺交換から会がスタートします。

 

雑談を交えながら、大将からおにぎりの説明があり、各々のおにぎりの具材を決めていきます。今回のラインナップは以下の通りでした。

おにぎりは一人二つのおにぎりの具材を選ぶことができますが、一つは自分の好みの具材、もう一つはくじ引きで決定します。

おにぎりの具材が決定すると、いよいよ大将がおにぎりを握り始めます。おにぎりの完成を待つ間、参加者の方々はオリジナルのゲームを利用しながら自身の経験談やそこから得た知識などの意見交換を行います。

 

例えば会社経営における課題や目標など、実際に体験した人にしかわからない話を直接聞く機会となっており、この場でしか聞けないリアルな話が飛び交っていて、経営者や承継社長にとって有益な情報ばかりでした。

おにぎりの具材も細部まで大将のこだわりが詰まっています。お米と具材の水分量のバランスが考えられていたり、おにぎりに巻く海苔が決まっているそうです。

 

今回の限定メニューであるステーキですが、隠し味で白ワインが使われているそうです。また、料理酒は使わず日本酒の大吟醸を使うというこだわりが!一つ一つの食材がこだわってつくられており、おにぎりに対する期待が更に高まります。

 

さらに、参加者の方から新しいメニューの提案があった時も、常に「作ってみましょう」と、絶対にノーと言わないところに、大将の食に対する姿勢が伺えます。

ついにおにぎりの完成です!おにぎりの上にも中にも具材が入っていて、とてもボリュームがあります。これには参加者のみなさんからも「お〜」という感動の声が上がりました。

おいしいご飯を囲むと本音が出るとよく聞きますが、参加者の方々から聞く様々な話をきいていて、あさげの会はまさにその機会を創出していると感じました。

 

また一般的な食事会のような堅苦しい雰囲気ではなく、フラットに意見を交わせる点も魅力の一つではないでしょうか。また至る所にエンターテイメントが盛り込まれており、参加者を楽しませる工夫に「楽しい」を追求し続ける大将の努力が垣間見えました。

 

お腹も心も満たしながら情報共有ができるあさげの会ですが、気になっている方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度お問合せしてみてはいかがでしょうか。

 

▼お問い合わせはこちら

https://singerly.co.jp/asage/

 

▼「あさげの会」の運営を行うSingerly株式会社の起業家インタビュー記事

https://venture.jp/news/2024/11/21/12828/

 

本日は貴重なお話をありがとうございました!

起業家データ:橋本裕樹 氏

 

企業情報

法人名

Singerly株式会社

HP

https://singerly.co.jp/

設立

2020年1月6日

事業内容

理念特化型・組織コンサルティング支援(理念策定/浸透/採用、組織エンゲージメント改革)

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