株式会社インターン 代表取締役 半澤洋

東北への想いを胸に事業を築き、3年以上にわたってベガルタ仙台のスポンサーを続ける株式会社インターン代表取締役・半澤洋氏。ご当地グルメフェスやずんだ専門店、人材紹介という3本柱を軸に、地域と人材を掛け合わせたビジネスで日本を変えようとしている半澤氏に、スポンサーとしての思いや取り組みについて伺いました。

 

震災をバネに立ち上がった、地域と人材を掛け合わせた「東京発」の挑戦

事業の内容をお聞かせください

弊社では現在、大きく3つの事業を展開しています。一つ目は「ふるさと事業部」として運営している地域PR活動で、メインコンテンツは御徒町エリアで年3回開催しているご当地グルメフェス「ふるさとグルメてらす」です。

 

累計来場者数はすでに35万人を超えており、直近では4月18日・19日に東北6県と酒蔵16社、グルメ10社ほどをお招きした「東北まつり」を実施する予定です(3月17日時点)。震災の時期に重なる春の開催ということもあり、東北全体をみんなで盛り上げたいという思いを込めたイベントとなっています。

 

二つ目はリブランディング事業として展開している「ずんだらぼ」です。ふるさと事業部が地域にある良いものをそのまま発信するのに対し、リブランディング事業部は地域の素晴らしいものにさらに付加価値を加え、それを東京という広大なマーケットでより多くの人に届けることを目的としています。

 

出身が宮城なので第一弾はずんだから始めていますが、残りの46都道府県にまつわる商品をそれぞれプロデュースしていきたいと考えています。そして、都心で形にできたものをいずれは世界に発信していくことが最終的な目標です。

 

三つ目は人材紹介事業の「キャリアスタンドアップ」です。ふるさと事業部等で地域の自治体や企業と10年以上関わってきて痛感したのは、地域課題の根本に人材不足があるということでした。

 

そこで、一人ひとりが自分でキャリアを設計するキャリアオーナーシップを持てるよう支援する人材事業を立ち上げました。このHR事業も、一見すると無関係な地域支援と密接につながっているのです。

 

昭和の終身雇用・年功序列から、平成の個人・フリーランス時代を経て、令和ではさらに選択肢が広がっています。ゆくゆくは東京で働きながら地元でも仕事をするような、複数の仕事を持つ働き方を当たり前にしていきたいです。

 

東京8割・地域2割のような形で労働力を再分配することで、地域の課題も解消できると考えています。地域共創と人材を掛け合わせながら、日本全体の地域活性化に貢献していくことが私たちのミッションです。

 

 

支援されているチームについても教えてください

ベガルタ仙台は、仙台を拠点に現在はJ2リーグで活動するプロサッカークラブです。前身のブランメル仙台の時代から知っていて、小さな頃から私がずっと応援していたチームです。

 

私は小学校の時にサッカーの少年団に入っていましたし、サッカー自体も大好きでした。

 

また、地元の人たちにこれだけ愛されているクラブというのはなかなかないですし、本当に大好きなチームです。いろんな方々から長く応援され続けているチームだなと、改めて感じています。

 

いくつもの偶然が生み出したご縁がスポンサー契約の決め手に

なぜそのチームを支援するのですか

きっかけはいくつかの偶然が重なったことです。一つは前述の通り、ベガルタ仙台が私の地元のクラブだったということです。

 

また、実は弊社は2011年の東日本大震災を機に立ち上げた会社で、事業のミッションは、東北の復興と地域との共創でした。

 

会社もある程度形になってきた頃、地元に対してもっと何かできることはないかとずっと考えていました。ちょうどこの時期に私がサッカー少年団にいた頃の後輩が鹿島アントラーズや日本代表を経てベガルタ仙台に戻ってきていました。そのニュースを聞いてチームへの関心がさらに高まっていました。

 

そんな時、ベガルタ仙台の方から東京でのスポンサーを探しているというお声がけをいただきました。様々な偶然から縁を感じ、ぜひお力にならせてくださいとお伝えしました。

 

支援するチームと取り組まれていることはありますか?

ベガルタ仙台さんが主催してくださるスポンサー同士の交流会を通じてご縁ができた企業さんと一緒に、「東京東北応援プロジェクト」を展開しました。

 

宮城にあるワイナリーさんを中心に、弊社のずんだ商品と東北の復興支援商品を合わせて、後楽園の駅ビルでポップアップを出店しました。これはまさにベガルタさんのご縁があってこそ実現できたコラボレーションでした。

 

弊社の商品もとてもよく売れましたし、宮城のワイナリーさんにとっても東京でのマーケット開拓につながる機会になりました。

 

もう一度やりたいとの声もいただいて、普段は宮城を拠点にされている企業さんに対して、東京にいる企業としてサポートできることを続けていきたいと思っています。

 

また個人的な取り組みとして、名刺にベガルタ仙台のスポンサーであることをしっかり記載しています。少しずつベガルタの名前を東京で広める一助になればという思いから、日々PRさせてもらっています。

 

 

スポンサー仲間との一体感が、新たな挑戦への活力になる

社内ではどのような反応がありましたか

社内でも反響がありました。サッカー経験のあるスタッフも在籍しているため、プロのサッカークラブのスポンサーになれるという驚きと嬉しさがあったようです。

 

私自身は地元なので帰省のタイミングで試合観戦に合わせることもできるのですが、スタッフたちはなかなかそういう機会がありません。そのため社内のみんなで一緒に観戦に行きたいとも考えています。

 

支援するチームと今後どうなっていきたいですか

ベガルタ仙台さんとのご縁でつながった企業さんたちとの取り組みをもっと広げていきたいと考えています。後楽園でのポップアップ出店のような形で、東北の産品を東京で紹介する機会をさらに増やしていきたいです。

 

弊社自体も昨年、事業を絞り込んで地域共創と人材に原点回帰したところで、ある意味でもう一度立ち上げのような時期に入っています。

 

ベガルタ仙台もまさに今J1を目指して挑戦しているところですし、お互いにチャレンジャーとして一緒に成長していけたらという思いがあります。

 

地元を一緒に盛り上げていく仲間として、これからも長くご一緒できればと思っています。

 

 

スポンサーだからこそ味わえる「応援する喜び」

スポンサー契約のご感想を教えてください

スポンサーになってよかったと感じています。名刺にスポンサーと入れているのですが、名刺交換の際に聞いていただけるので、宮城県が出身だという話から会話を広げることが出来ています。

 

PRのためにやっていることではありますが、自然な形で自分のルーツを伝えられる機会になっています。

 

それともう一つ、自分自身もチャレンジャーとして日々挑戦しているので、誰かから応援されることの大切さを身をもって感じています。だからこそ、自分も誰かを応援したいという気持ちがあります。

 

ベガルタ仙台さんが主催するスポンサー向けのイベントに参加すると、同じようにチームを応援しているスポンサーの方々と顔を合わせることができ、もっと頑張ろうという気持ちになれます。地元を一緒に盛り上げたいという一体感がすごく心地良いです。

 

東京にいながらも、みんなで地元のために力を合わせているという感覚が得られるのは、スポンサーになってみて初めてわかった良さだと感じています。

 

応援しているチームへのエールをお願いします

いち早くJ1に昇格してほしいです。もちろんいつも一生懸命戦っていると思います。だからこそ、昇格に期待が高まっています。

 

また、J1昇格が見えてきた時に、仙台の一体感が感じられるのがとても嬉しいです。街全体が盛り上がって、みんなが同じ方向を向いている感覚がたまらないです。その一体感をまたつくってほしいです。

 

J1に昇格したら、また新しいスタートになりますし、チームも会社も一緒に再出発する気持ちで応援しています。まずはJ1昇格を、心から応援しています!

 

本日は貴重なお話をありがとうございました!

企業情報

法人名

株式会社インターン

HP

https://www.intern-inc.jp

設立

2016年8月

事業内容

  • ふるさと事業
  • リブランディング事業
  • 人材紹介事業

 

送る 送る

関連記事

関連記事