
株式会社デジライズは、法人向けにAIのリスキリング研修やコンサルティング、システム開発を提供しています。課題の整理から人材育成、実装までを一気通貫で支援できる体制が強みです。今回は、代表取締役である茶圓将裕氏に、AI導入を定着させる支援の進め方や起業までの歩みについて伺いました。
当社は、法人向けのAIリスキリングを中心に、AIの導入支援からコンサルティング、システム開発までを一気通貫で提供しています。あわせて個人向けのAIスクールも運営しており、企業や人へのAI実装を支援しています。
現在は600社以上に導入され、4万人以上がAIリスキリングを受講しています。また、メンバーは約50名まで増えており、AIに詳しい人材が多く在籍していることも特徴です。
支援では、いきなり高度なAI活用に取り組むのではなく、段階を踏んで活用レベルを高めていくことを意識しています。まずはChatGPTやGeminiなどの汎用的なAIを使いこなすところから始め、そこからbotを活用したルーティンワークの効率化、業務の自動化、簡単なコーディング、本格的な開発へと、一つずつ段階を進めていく形です。
それぞれの段階に合わせて、動画ベースの学習サービスやワークショップ型のAI人材養成講座、コンサルティング、システム開発まで提供しています。教育だけ、開発だけで終わるのではなく、企業のAI活用を一気通貫で支援できることが特徴です。
企業によって抱えている課題は異なりますが、課題に対するソリューションをある程度手法として体系化し、すべてをオーダーメイドにするのではなく、一定の形にパッケージ化しています。それによって支援を平準化し、1人の担当者が複数の企業を支援できる体制を整えています。
事業を始めるにあたっては、海外での経験が大きく影響しました。
もともと起業したいという思いがあり、大学進学後はアメリカやオーストラリア、中国などで生活しました。その後、大学を辞めて起業し、複数の会社を立ち上げ、事業を買い取っていただく経験も重ねてきました。
海外で事業に取り組む中で、海外で起業する難しさを感じる一方、日本は比較的起業しやすい環境だと感じました。そこで、自分は日本人なのだから、日本を拠点に事業をやろうと考えるようになりました。
また、起業に対するハードルが低かった背景には、父の影響もあります。父が引き継いだ会社の経営が厳しくなった時期があったのですが、そのことを私は高校生になる頃まで知らず、それまで変わらず生活していました。
後からその事実を知り、事業で大きな失敗があったとしても、その後の生活は続いていくのだと感じました。それによって、起業や失敗を必要以上に恐れなくなったのだと思います。

仕事をするうえで大切にしているのは、AIをすべての法人や人に届け、社会全体を進化させていくというビジョンです。世界ではAIが急速に進歩している一方で、まだ十分に使いこなせていない企業も多いため、その差を埋めていくことを重視しています。
私自身が特に意識しているのは、量とスピードです。まずは誰よりも量をこなし、努力でできることを徹底的にやり切る姿勢を大事にしています。SNSでも新しいニュースが出れば、できるだけ早く動画で解説しています。
特別な才能が必要なことではなく、やればできることだからこそ、誰でも勝てるところはまず取りにいくようにしています。努力でできることをすべてやり切った先に、戦略があると考えているからです。
もう一つ、組織として徹底しているのが顧客ファーストです。研修やコンサルティング、開発を通じてお客様を支援している以上、常にお客様の利益を第一に考えることをメンバーにも伝えています。
これまで挫折はいくつかありましたが、特に大きかったのは、共同創業した事業で2度うまくいかなかった経験です。
大学に入ってから起業を意識するようになり、英語やテクノロジーについて学ぶため、アメリカやオーストラリア、中国など海外に足を運びました。中国では、自ら受け入れ先を探して上海の会社でインターンをしていましたが、その会社が業績悪化によって撤退することになり、それをきっかけに現地に残って最初の事業を立ち上げました。
最初の事業ではナンバー3の立場でしたが、次第に方針についていくことが難しくなり、離れることになりました。その後、別の方とSNS関連の事業を共同で立ち上げ、今度は自分が社長を務めました。
しかし、その事業では、社長としての働き方や立ち居振る舞いについてメンバーから厳しい意見を受け、辞めたいと言われたことが大きな挫折になりました。
この経験から、社長である以上、自分が一番働かなければならないと考えるようになりました。その業界について誰よりも詳しくなり、誰よりも働くことを意識しています。自分は天才肌ではないと早い段階で気づいていたため、早さと気合いで勝負しようと考えるようになりました。
デジライズを立ち上げてからは、大きな挫折はそれほどなく、今はひたすら走っている感覚です。

モチベーションの一つになっているのは、イーロン・マスクの存在です。人類を一歩進めるような大きな挑戦を次々と続けている姿を見て、自分もいつかそこに追いつき、超えていきたいという思いがあります。
将来的には、私自身もより大きな領域に挑戦していきたいと考えています。ただ、いきなり大きなことに取り組むのは難しいため、まずは目の前の事業でしっかりと業績をつくりながら会社を成長させ、その先でさらに新しい領域へ挑戦していきたいです。
AIそのものを楽しみながら取り組んでいるため、モチベーションを維持しようと意識することはほとんどありません。イーロン・マスクとの差を意識しながら、まだまだ挑戦できることがあると思って走り続けています。
https://x.com/masahirochaen/status/2047699172468588929?s=20
今後は、AIをより多くの企業に届けることで、日本と世界のAI活用の差を埋めていきたいと考えています。世界ではAIが急速に進歩している一方、日本企業はまだ十分に追いつけておらず、その差が広がっていると感じています。まずは、その差を埋めていくことが私たちの役割です。
現在は、研修やコンサルティング、システム開発、ソフトウェアといった領域を中心に支援していますが、次に大きく伸びてくるのはハードウェアの領域だと考えています。製造業などでは、生成AIだけで解決できる業務には限りがあり、物理的な作業を担っている方も多くいます。そうした現場にも、今後はフィジカルAIが広がっていくと考えています。
進化するAIを企業や現場へ届け続けることが、まず取り組むべきフェーズです。その通過点として、2年後の上場も目指しています。
さらに、その先で見据えているのが宇宙です。AIが成長するほど、半導体やデータセンターだけでなく、電力も必要になります。特に電力は今後供給が追いつかなくなる可能性があるため、宇宙空間での太陽光発電など、新たなエネルギー供給の方法も必要になっていくと考えています。
AIによってさまざまな領域への参入障壁が下がっていく中で、将来的には宇宙関連の事業にも挑戦していきたいです。
起業を考えているのであれば、まず行動に移すことが大切だと思います。現在はfreeeなどのサービスを利用することで、以前よりも手軽に登記できる環境が整っています。
起業について相談を受けることもありますが、実際に行動する方は、すでに起業したうえで相談に来られるケースが多いです。起業したいと考え続けるのではなく、まずは実際に始めることが重要だと考えています。
まず行動し、そのうえで相談に来てくださる方には、しっかり向き合いたいと思っています。

学生時代に英語圏での1年間の留学後、上海にて日系人事コンサル会社にて法人営業に従事。延べ100社以上の人事評価制度構築に携わる。日本に帰国後はSNSマーケティング事業の会社を起業。2022年には世界初の食べて稼げるeat to earn NFTゲーム「Eatnsmile」をスペインにて共同創業。帰国後はAIチャットボット「AideX」、AI語学学習ツール「AI会話」などAI関連サービスを複数開発。現在はX等でAI情報発信を行い(SNS総フォロワー数25万人以上)、AI専門家として多くのメディアにも出演。GMO AI & Web3株式会社顧問、Google Japan Official Geminiアドバイザー、一般社団法人生成AI活用普及協会評議員を務めながら、2023年に法人向けAI研修、及びAIソリューションを提供する「株式会社デジライズ」を立ち上げ代表取締役に就任。NewsPicksプロピッカーも兼任。
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法人名 |
株式会社デジライズ |
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HP |
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設立 |
2023年7月 |
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事業内容 |
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※出典:株式会社東京商工リサーチ「
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