エンゲート株式会社 インターン生 田中志門

エンゲート株式会社は、スポーツチームや選手にファンがデジタルギフトを通じて直接応援を届けられるスポーツギフティングプラットフォーム「Engate(エンゲート)」を展開するスタートアップです。今回は、大学4年時にB3リーグの特別指定選手として活躍した元プロバスケットボール選手という異色の経歴を持ちながら、現在はインターン生として「Engate」に携わる田中志門さんに、スポーツ業界でのキャリアの築き方や、インターンを通じて得た学びについて詳しくお話を伺いました。

 

ファンとアスリートを双方向に繋ぐ、スポーツギフティングが創る新世界

事業の内容をお聞かせください

当社は、スポーツギフティングプラットフォームを展開しています。大学のスポーツチームからプロスポーツチームまで、チームや選手に対して、ファンの方々が「Engate」のデジタルギフトを通じて、直接応援の気持ちを届けることができるウェブサービスを運営しています。

 

仕組みとしては、Engateポイントと呼ばれるポイントを購入していただき、そのポイントを使って選手の活躍やプレーに応じてギフティングを贈ることができます。ギフティングの際にはコメントを添えることもでき、そのメッセージが選手に直接届きます。さらに選手側からファンへの返信機能もあり、双方向のコミュニケーションが生まれるのが大きな特徴です。

 

また、ギフティングのお礼として、選手やチームからのEngate限定の「リワード」を用意しています。たとえばギフティングしてくださった方のお名前を呼んで感謝を伝えるオリジナル動画や、サイン入り写真などです。チームとファンの距離が縮まると同時に、チームにとっても新たな収益源になるという点で、双方にメリットのあるサービスだと思っています。

 

これまで、ファンが推しの選手を応援したくても、チームの公式グッズの購入が主な手段であり、選手個人に直接想いが届くような手段はなかなかありませんでした。「Engate」はそうした現場を打破しようとしているサービスです。米国大学のスポーツでも導入が進んでいて、国内外問わずスポーツ界の発展に貢献できる仕組みだと確信しています。

 

 

インターンの業務内容をお聞かせください

業務は多岐にわたります。SNS運用では、公式XやFacebookを通じてイベントの告知やスポーツに関するトピックを毎日発信しています。そのほかにも、契約チームへのメールや電話の対応、社内の名刺発注作業など、事務的な業務にも幅広く携わっています。

 

特に印象に残っている仕事は、パナソニック様と大阪エヴェッサ様の協業イベントです。パナソニック様が提供する「CHEERPHONE」という、会場でQRコードを読み取ると、イヤホンから副音声を楽しめるサービスです。本イベントでは、当社を含めた三社共同の取り組みとして実施され、私自身も解説を担当させていただきました。

 

当日は、元大阪エヴェッサの選手として長年活躍されていたレジェンド選手と一緒に解説を務める機会にも恵まれ、自身の競技経験を最大限に活かせた貴重な経験となりました。バスケットボールに携わってきたからこそ実現できた仕事だと感じています。現在、国内のインターン生は私一人ですが、フルリモート環境のため、チームメンバーとはオンラインで連携しながら業務を進めています。責任ある業務を幅広く任せてもらえることに大きなやりがいを感じています。

 

バスケットボール一筋の元プロ選手が見つけた、スポーツ界への新たな道

やりがいと少し苦戦した経験を教えてください

一番のやりがいは、今まで自分がお世話になってきた先輩や友人が所属するチームと、直接関わりを持てる点にあります。バスケットボールを通じて出会った方々に貢献できていると感じられる瞬間は、単なる仕事の充実感を超えた特別な喜びがあります。

 

また、元アスリートとしての経験を活かし、選手やファンの心理を踏まえてチームへの提案や会話ができる点は自分ならではの強みだと感じています。バスケットボールで培ってきた経験や視点が実際の意思決定に反映された際には、自分の経験が価値として活きている実感があり、それが大きなやりがいにつながっています。

 

苦戦したことは、パソコンスキルとビジネスメールの書き方です。バスケットボール一筋でやってきたこともあり、パソコン操作は本当にゼロからのスタートでした。わからないことはAIを活用しながら自分で調べ、先輩方のメールを参考にしながら徐々に覚えていきました。今ではだいぶスムーズにできるようになりましたが、最初のうちはメールを一通送るだけでも時間がかかっていたのを覚えています。

 

完全リモートの環境だったため、すぐに隣の人に聞けるわけではありません。だからこそ、まず自分で調べる習慣と、本当に困ったら遠慮なく聞くという姿勢を身につけたことが、早期の成長につながったと感じています。

 

 

なぜインターンに応募しようと思ったのですか?

もともとスポーツが大好きで、小学1年生からバスケットボールを続けてきました。大学4年時には特別指定選手としてB3リーグ・金沢武士団に入団し、その後もBリーグでプレーを続けていました。しかし、プロのシビアな世界を経験する中で、一度バスケットボールのプロとしてのキャリアから退く決断をしました。

 

そこで次のステップを模索していた際に出会ったのが、この会社です。「スポーツの発展に貢献したい」という想いは常に持っていましたし、これまで自分を支えてくれた選手や指導者、チームスタッフの方々に恩返しがしたいという気持ちも強くありました。Engateサービスはまさにそれを実現できる仕組みだと感じ、その理念に深く共感してジョインすることを決めました。

 

今は実業団チームでバスケットボールを続けながら、さいたまブロンコスで主に幼稚園児から中学生を対象にアカデミーコーチも務めています。「選手としての経験」「コーチとしての視点」そして「スポーツビジネスの現場」の全てが重なっているからこそ、会社の中で自分ならではの役割を果たせていると思っています。

 

選手目線という唯一無二の武器で、スポーツの未来を切り拓く

インターンに参加することで得られたことを教えてください

バスケットボール一筋の生活を送ってきた私にとって、ビジネスの基礎から社会人として当たり前のことを一つひとつ吸収できたのは大きな財産です。

 

また、チームとのコミュニケーションの取り方でも大きな学びがありました。チームが真に求めているものは何か、そしてEngateを通じてどのようなサポートができるかを常に考えながら向き合うことで、相手の立場に立って物事を考える力が磨かれたと感じています。

 

今後やりたいことや展望をお聞かせください

まずは、当社のサービスを通じてファンとチーム、選手をもっと身近に繋いでいきたいと考えています。現在はサブとしてチームのサポート業務が中心ですが、ゆくゆくは自分自身が担当としてチームを持ち、より密に関わっていけるようになりたいです。

 

また、さらなるグローバル展開にも貢献をしたいです。「Engate」はすでに米国の大学でも導入されており、世界進出への土台ができつつあります。今後は世界のスポーツ界にもこの仕組みを広げ、スポーツの発展に向けてインパクトを与えたいです。

 

スポーツは試合の時間だけがすべてではありません。怪我をしている選手への励ましや、試合前後のコミュニケーション、スポットライトが当たりにくい選手への応援など、365日全ての瞬間に価値を生み出せるのが「Engate」の強みです。こうした新しい応援の形に一人でも多くの人を繋いでいくことが、これからの自分の使命だと思っています。

 

 

スポーツが好きなすべての人へ。業界への一歩を、今すぐ踏み出そう

最後に読者へメッセージをお聞かせください

スポーツが好きな人は、その情熱を一生持ち続けられると思います。
ただ、「好き」という気持ちだけで終わらせてしまうのはもったいないです。もし、スポーツ界に貢献したい、関わりたいという想いがあるなら、まずは一歩踏み出してみてほしいです。自分に何ができるのか、どうすればそのスポーツに還元できるのかを考えながら行動することで、道は必ず開けていきます。

 

私のようにアスリートとしてキャリアを歩んできた人でも、スポーツビジネスの世界で活躍することは十分に可能です。むしろ、選手経験があるからこそ見える視点があります。これまで見てきた景色や肌で感じてきた感情、ファンとの関係性は、スポーツビジネスの現場においても大きな強みになります。

 

Engateは現在全国150チーム以上と契約しており、競技や地域は多岐にわたります。北海道のカーリングチームから都市部のプロチームまで、幅広いスポーツに関わることができる環境です。インターンとして携わる中で、業務に応じてチームや地域への理解を深めることはもちろん、スポーツビジネス全体の仕組みも自然と見えてきます。視野を広げるという意味でも、多くの学びが得られる環境だと思います。

 

スポーツ業界への関わり方は一つではありません。「Engate」を通じてファンと選手をつなぐ仕事に興味を持っていただいた方、あるいはスポーツ界に何らかの形で貢献したい、関わりたいと考えている方は、ぜひ一度この世界を覗いてみてください。

本日は貴重なお話をありがとうございました!

企業情報

法人名

エンゲート株式会社

HP

https://engate.co.jp/

設立

2018年2月

事業内容

Engate(エンゲート)の開発・運営

 

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