
株式会社STAR AIは、AIを活用したDXコンサルティングから自社プロダクト開発まで、一気通貫でクライアントの課題を解決するAI企業です。NTT研究所・NTTドコモ・アクセンチュアでのキャリアを経て2024年に創業した代表取締役・吉田学氏は、AI技術に関する表彰を9回受賞し、国内外で特許を30件以上出願してきた技術のプロフェッショナルです。「絶対に期待を超える」という信条のもと、大手企業からも厚い信頼を集めています。今回は、事業の内容から創業の背景、そして今後の展望まで詳しくお話を伺いました。
当社は大きく2つの事業を展開しています。
1つ目はお客様の課題解決を行うクライアントワークです。お客様ごとに課題をヒアリングしてあるべき姿を描き、AIでソリューションを構築しながら提供しています。単なる戦略立案にとどまらず、運用レベルまで一気通貫で携わることが最大の特長です。
大手コンサル会社は戦略立案などの収益性の高い上流領域しか手がけないケースが多いです。一方でSIベンダーは下流の実装は得意でも上流が苦手なケースもあります。
当社はその両方を担い、本当に業務を変えるところまでやりきるマインドが強みです。有価証券報告書のPLに数値が跳ねるような業務改善を目標に、課題の本質に徹底的にフォーカスして取り組んでいます。
おかげさまでお客様からの評価が高く、一度ご契約いただいたお客様は年間契約で規模を拡大し続けてくださっています。
三井住友海上火災保険株式会社様・日本テレビ放送網株式会社(日テレ)様・株式会社NTTドコモ様など大手企業のお客様も多く、ご紹介で新規顧客が増えていくリファラル型のビジネスが定着しています。
2つ目は自社プロダクトの展開です。現在注力しているのが情報マスキングサービス「AeyanMask」です。生成AIを企業利用する際の情報漏洩リスクに対応するため、重要な情報を事前にフィルタリングするツールです。
最大の特長はローカル環境やインターネットに接続できない閉鎖環境でも利用できる点で、病院の患者データのように機密性が極めて高い情報を扱うお客様のニーズに応えています。
また、隠したい情報をお客様自身が直感的な操作で設定できる仕組みも好評です。リリースからわずか半年ほどで、病院・大手メーカーなど複数の企業への導入に向けて話が進んでいます。
大学院卒業後、NTT研究所に入社し技術を磨きました。しかし研究成果がなかなか世の中に活かされないもどかしさを感じ、NTTドコモに転籍しました。
そこではコンシューマ向けのサービス立ち上げにも携わりましたが、さらに自分の市場価値を上げたいという思いで、アクセンチュアの戦略コンサルティング部門(アナリティクス)へ移りました。
ここでのお客様の課題解決には大きなやりがいを感じましたが、「アクセンチュアというブランドがあるからこそ高い単価がつく」という構造に違和感を持ち始め、自分自身の力でお客様と向き合いたいという思いが募っていきました。
独立前から起業には興味があったこともあり、2024年1月に株式会社STAR AIを創業し、現在に至ります。

こだわりは「絶対に期待を超える」ことです。
私はお客様との関係性を大切にしており、お客様にご期待いただきお任せいただいた以上、成果を「置きに行く」ような姿勢は一切取りません。全力を尽くして、それでもうまくいかなかった時は正直に謝ると決めています。
この姿勢が結果的にリファラルによるご紹介の連鎖を生み、大手企業様からも予算をつけていただけるようになっています。採用においても質にこだわっており、100名の応募に対して採用するのは1名程度です。数より質という方針が、信頼の積み重ねに直結していると感じています。
また若いスタッフには「価値は相手が決めるもの」と繰り返し伝えています。
どんなに良いものを作ったと自負していても、お客様に満足していただけなければ趣味と変わりません。クライアントファーストのマインドセットを組織全体に根付かせることが、何よりも大切だと考えています。
つい最近、創業メンバーがお客様に引き抜かれたことです。
彼にとっては人生のキャリアアップであることは理解していますが、精神的に揺さぶられた出来事でした。最終的には「彼をよろしくお願いします」と送り出すことができましたが、創業メンバーへの思い入れの強さを改めて実感しました。
振り返れば、NTT・ドコモ・アクセンチュアとキャリアを重ねるたびに大きな壁がありました。環境が変わるたびに自分のバリューを出し直す苦労がありましたが、今思えばそれが成長につながっていたと感じています。
「今の壁は未来の思い出」と考え、壁を壁ととらえずに、ひたすら死ぬ気で向き合う姿勢が乗り越える唯一の方法だと確信しています。

「何のために働いているのか」を最近改めて考えるようになりました。
お客様に満足していただけたときは強い幸せを感じるため、事業自体はブレていません。しかし、以前は成長したいという自分軸のモチベーションが中心で、NTTの外に飛び出したのも「自分の市場価値を高めたい」という気持ちが原動力でした。
それが今では、前職の上司や現在のお客様など、多くの人に恵まれてきたという感謝の気持ちが原動力の中心になっています。
その恩を今の社員にも同じように感じてほしい、スキルだけでなく人との関係性の豊かさを経験してほしいという気持ちが強くなっています。自分のためというよりも、仲間や関わってくれた人たちへの恩返しが、今の進み続ける力になっています。
最も力を入れたいのは社員の育成です。約15名規模の今だからこそ、創業メンバーと濃密な信頼関係を築きながら成長できる環境があります。
将来的には起業制度を設けて、社員一人ひとりが経営視座を持てる機会を作りたいと考えています。資金繰りや収支設計を肌で感じながら小さな会社の経営を経験させることで、人は大きく育つと確信しています。
規模の拡大については、ただ大きくすることが正解だとは思っていません。少数精鋭で高い利益を出し、全員が高待遇で働ける組織のほうが幸せかもしれないとも感じています。
一方でお客様からのニーズは増え続けているため、品質を妥協しない範囲でどう成長させていくかが、今まさに向き合っている問いです。

起業したいと思いながら踏み出せない方へ伝えたいのは、「今の自分が持っているもので小さく始める」ということです。
大きなビジョンや特別なアイデアがなくても、明日からご飯を食べていかなければならないと仮定した時に、自分には何ができるかを考えてみてください。分析が得意なら分析の仕事を取りに行く、営業が得意なら営業から始める。まずそこから一歩踏み出すしかありません。
また、資本政策にも慎重になってほしいと思います。
ベンチャーキャピタルからの調達も一つの手段ですが、株式を握られると経営の自由度が大きく下がります。自分で会社をやりたいというモチベーションで起業するなら、株を持たれてしまうと実態はサラリーマンと変わらなくなってしまいます。
もちろん、特定の社会課題を解決するためにスケールが必要な場合は別ですが、自分の志に沿った意思決定ができる状態を守ることが、長く続けていく上で重要だと思います。
一番は信頼関係を築けるマインドセットをお持ちの方に来てほしいです。
スキルももちろん重要ですが、来ていただければスキルを磨く土台は用意してあります。優秀な社員も多く在籍しており、互いに刺激を受けながら成長できる風土があります。
能力だけでなく、私たちの思いに共感していただける方と働けることを楽しみにしています。
上流支援(課題整理・優先度検討等)からデータドリブンでの課題解決・運用・技術移管による体制構築まで、ワンストップで実施。他社企業の技術顧問や大学での講義、企業向けAI講習なども実施。これまで、AIによる人の感情推定や行動変容に関する研究、事業収益への貢献の実績が認められ、NTT研究所、NTTドコモ、アクセンチュア、学術会にてAI技術に関する表彰を9回受賞。特許も国内外で30件以上出願。
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法人名 |
株式会社STAR AI |
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HP |
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設立 |
2024年1月 |
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事業内容 |
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