【#649】「キャプテン翼」と葛飾の縁が生んだスポンサーシップ。南葛SCと描く、スポーツを超えた共創の未来|広報部 部長 中山 朋子(IT FORCE株式会社)

IT FORCE株式会社 広報部 部長 中山 朋子
デジタル技術を活用して社会や人々の生活をより良く変えるというミッションのもと、システム開発からSalesforce導入支援、独自の自社製品展開まで幅広く手がけるIT FORCE株式会社。今回は同社の広報部長・中山朋子さんに、南葛SCへのスポンサーシップに込めた想いや、選手のセカンドキャリア支援という新たな挑戦についてお話しいただきました。
「言われた通り」では終わらない。お客様と共に課題を解決する多国籍IT集団
事業の内容をお聞かせください
弊社のミッションは「デジタル技術を活用して、社会や人々の生活をより良く変えていくこと」です。システムを作ること自体が目的ではなく、それはあくまでも手段。お客様や社会が抱える課題をいかに解決していくかを常に大切にしながら、弊社の強みであるシステム開発を行っています。
具体的な事業は大きく4つあります。システムコンサルティングを含む受託開発、Salesforceの導入支援、中国オフショア開発、そして直近特に力を入れている自社製品の開発・販売です。自社製品では社会課題の解決に挑む意味を込めて、介護タクシーの配車アプリ「よぶぞー」、アルコールチェック管理の「セーフくん」、自治体向けの監査DX支援「監査くん」という3つのサービスを展開しています。
弊社の大きな特徴は、多国籍なチームです。日本人メンバーはお客様の要望を丁寧に汲み取ることが得意で、中国籍メンバーは日本語が堪能でエンジニアとして非常に優秀な人材が揃っています。フラットな関係の中で「お客様がこういう課題を持っているなら、こう解決していこう」とクリエイティブに議論しながら進めるスタイルが、弊社の文化です。
さらに、Salesforceと自治体向けシステム開発を掛け合わせた専門性も強みのひとつです。今年度は入札で大手コンサル会社を総合点で上回り、案件を獲得したこともありました。「言われた通りやりました」で終わるのではなく、システムとしてより使いやすい提案を積極的に行い、お客様と足並みを揃えて進めていく姿勢が、長期的なご縁につながっていると感じています。
2019年から続いている不動産会社様とのお取引も、そういった関係性の積み重ねがあってこそです。コロナ禍でのコールセンター運用をクラウド上で止めることなく実現したことも、当時大変ご評価いただいた案件のひとつです。
支援されているチームについても教えてください
南葛SCは、『キャプテン翼』の作者である高橋陽一先生が代表を務めるサッカークラブです。関東サッカーリーグ1部に所属し、Jリーグ入りを目指して戦っているチームで、高橋先生の人脈から元日本代表の方々も選手として所属したり、運営やSNS発信に携わっていたりと聞いています。
テレビでしか拝見したことがなかったような選手たちが、身近なクラブに関わっているということを知り、こんなにすごいチームが手の届くところにあるのかと、最初にお話を聞いたときはとても驚きました。

「南葛」の文字が目に留まったのは、きっと偶然ではない。満場一致で決まった支援
なぜそのチームを支援するのですか
きっかけは、南葛SCさんからの営業メールでした。正直なところ、いただく営業メールの多くはスルーしてしまうことがほとんどです。ところがその日、「南葛」という文字がふと目に留まりました。営業してくださった方が選手もされているということもあり、個人的に面白そうだなと感じて、お打ち合わせをさせていただいたのが始まりです。
実は弊社の社長・陰山は葛飾区の出身です。「南葛」という名前が葛飾にゆかりがあると知ったのは、打ち合わせをした後のことでした。地元との縁まであったのかと感じたことも決め手のひとつになり、経営会議への提案を決めました。費用感が弊社でも挑戦できる範囲であること、キャプテン翼のブランド力、SNSでの話題性など、材料が揃っていたことも、後押しになりました。
経営会議のメンバーには中国籍の方も多いのですが、彼らもアニメが好きで好意的な反応が多く、満場一致でスポンサーを引き受けることになりました。費用面での条件が整っていたことはもちろんですが、チームそのものの魅力と弊社メンバーの熱量が重なったことが最大の要因です。
支援するチームと取り組まれていることはありますか?
南葛SCさんでは、選手のセカンドキャリアに向けた取り組みの一環として、Salesforceを活用した営業スキルの習得に関心をお持ちです。弊社はSalesforceの導入支援を得意としているため、その観点でご支援できることがあると考えています。
具体的には、南葛SCの選手に向けたSalesforceの勉強会を提供していきたいと思っています。また、もしご縁が深まれば、ゆくゆくは弊社のメンバーとして迎え入れられたら嬉しいです。弊社には個性的な自社製品がありますので、それを担いで一緒に営業活動をしていただく機会もつくっていけたらと考えています。
現役の選手として活躍しながら、引退後のキャリアについても具体的なイメージを持っていただける関係を、これから一緒に育てていきたいと思っています。

「キャプテン翼だ!」の声で沸いた社内。スポーツの熱量が、新たな共創を生む
社内ではどのような反応がありましたか
スポンサー契約については、経営会議の承認を経た後、年末の業績共有会の場で、広報からの今年の報告として全社員に向けて発表しました。社員からの反応は「キャプテン翼だ!」という声が多く、とてもポジティブなものでした。
弊社のメンバーにはスポーツ好きが多く、社内のバスケやサッカー、チャリティ駅伝へ参加するなど、日ごろからスポーツを楽しむ文化があります。スポーツを見るのも参加するのも好きな雰囲気が根付いているからこそ、反対意見はほぼなかったように感じています。全体としては非常に温かく受け止めてもらえました。
支援するチームと今後どうなっていきたいですか
今後は、資金的なスポンサーシップという枠を超えて、さまざまな形でコラボレーションを広げていきたいと考えています。南葛SCさんには女子選手もいらっしゃいますが、昼間は仕事をしながら練習に取り組んでいる選手もいると聞いています。
弊社もさまざまなライフスタイルを持つメンバーが活躍しており、柔軟な働き方ができる環境を整えていますので、チームの皆さんにとっての場所のひとつとして選んでいただけたら嬉しいです。
セカンドキャリアの支援やSalesforce活用など、互いに得意なことを持ち寄りながら一緒に成長していける関係を築いていきたい。スポーツを通じたご縁が、長期的なパートナーシップへと育っていくことを楽しみにしています。

資金援助を超えた関係へ。スポンサーシップが生み出す、等身大の共創
スポンサー契約のご感想を教えてください
スポンサー契約はまだスタートしたばかりですが、社内の盛り上がりや社外からの反響を感じながら、やってよかったという気持ちが正直なところです。ホームページへの掲載も近々予定しています。
また、名刺への掲載については、今まさに真剣に検討を進めているところです。南葛SCさんのエンブレムを名刺に入れることができれば、日々の営業活動や商談の場でも自然にスポンサーシップをアピールできます。スペースの都合もあるので簡単ではないのですが、ぜひ実現させたいと思っています。
単に資金を提供するだけのスポンサーシップではなく、Salesforceのご支援や採用連携といった具体的なコラボレーションの形が見えているところが、弊社にとっての大きな魅力です。まだ期待値の段階ではありますが、これからさらに関係を深めていくことで、お互いにとって意義のある取り組みになっていくと確信しています。
応援しているチームへのエールをお願いします
南葛SCの皆さん、本当に楽しみにしているチームです。ぜひ試合を観に行かせていただき、私自身もサッカーの魅力を生で感じてみたいと思っています。Jリーグ入りという大きな目標に向けて、これからも全力で応援していきます。
弊社も一緒に盛り上げていきますので、ぜひ頑張ってください!
本日は貴重なお話をありがとうございました!
企業情報
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法人名 |
IT FORCE株式会社 |
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HP |
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設立 |
2006年8月 |
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事業内容 |
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